作品に向き合う、ということ。
好きなアーティストのアルバムを買ってきて、リビングのコンポにセットし、なるべく雑音の元を遠ざけてじっくりと音楽に浸る…。僕はここしばらく、そんな贅沢なひと時を忘れていた。
購入したCDはすぐにパソコンに保存し、携帯プレイヤーに転送して移動中に聴く。洗い物や掃除などをしながら片手間に。
どんな時でも音楽と共にある、という環境と引き換えに、音楽と向き合い、演奏の空気感まで聴き漏らすまいと耳を澄ませる時間を失ったように思う。
ゲームも次世代機であれば美しい映像なのは当然だと感じるようになった。
映画も画質どうこうより「観れれば十分」と感じるようになって来た。
そういう人は増えているのではないだろうか。
手軽なコンテンツもいいが、たまにはしっかりと腰をすえて作品と向き合うというのはどうだろう。
PS3なら、Blu-rayDiscやSACDなどを購入しなくても、従来のCDやDVD、ゲームが驚くほど鮮やかに復活する。自分の大好きな作品が生まれ変わる。
その驚きは押入れを掘り起こして過去のディスクを手当たり次第に再生したくなるほどだ。
最新のゲーム機を使って過去の資産を楽しめというのもおかしな主張かもしれない。だが、PS3用ゲームタイトル、Blu-rayDiscのビデオタイトルを一作品たりとも購入しなくても、しっかりと次世代機を実感できるのがPS3なのである。
PS3用タイトルを楽しむのであればより高精細、高温質なゲームを体験できるのは言うまでもない。
リビングが子供用のゲームで占領されているお父さん。
たまには、そんな贅沢な時間を過ごしてみるというのはどうだろうか。