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僕らはPS3にいくら支払うのだろう

気になるPS3の小売価格。部品コストの合計から推測するとかなり高価になりそうですが、いったいいくらになるというのか? またゲームレーティングについてのお話も。

山道 健介

執筆者:山道 健介

プレイステーションガイド


プレステ3の部品コスト--なぜそんなに高くなるのか - CNET Japan
ITmedia News:PS3のコストはいくら?
メリルリンチ社によるPS3の部品コストは800ドルになります(最初の報告によると900ドルだが、後に800ドルに修正)。
これは部品コストの累計であり、生産コスト、管理費などは含まれていません。通常製品の価格は「部品代+製造コスト+管理費」になりますが、多くの場合、ハード普及のためハードは採算度外視で販売されることになります。

PS、PS2までは原価割れを起こしていなかったはずですが、PSPあたりからはどうやら原価割れを起こしているようですし、Xbox360が原価割れを起こしてまでハード普及に尽力している以上、おそらくPS3でもある程度は部品コストよりも安い価格で販売する事でしょう。

製造ロットが非常に大きいPS3においては量産効果が早い段階で見込めるため、最初は採算が取れなくてもすぐにハードウェアでも利益が出せるようになると思われます。メリルリンチ社によると、3年後には部品コストが320ドルまで下がるだろう、との事。

現状PS3の販売価格は299ドルから399ドルあたりの予想が一般的だそうですが、僕自身の予想では399ドルから599ドルの間ではないかなぁと思います。もしソニー・コンピュータエンタテインメントの主張どおり今年の春に発売するとすれば、上限いっぱいの価格帯になる事は間違いないでしょう。

しかし今年の年末あたりまでずれ込むならばドライブ自体の量産効果も期待され、Xbox360に近い価格帯での販売も可能なのではないでしょうか。

とにかく、PS3に関しては純粋に部品コストの合計で金額が決まるというよりは「ソニーグループがどこまで普及のために負担するか」という点にかかっているように思います。

ITmedia +D Games:ゲーム「Z指定」、5月31日より開始
"18才以上対象"から"18才以上のみ対象"へ、CESAがレーティング制度変更と販売自主規制について発表 / ファミ通.com
CESAによるゲームソフトのレーティング。これは以前からゲームソフトごとに「全年齢対象」「18歳以上対象」と言ったレーティングを行い、ゲーム内容、販売対象を明確にしてきたものです。
これが5月31日より新レーティングに移行し、「Z指定」なる新しいレートが登場する事になります。

以前から『グランド・セフト・オート』など過激な表現のゲームが保護者団体などで問題になる事があり、このようなレーティングはゲームの表現の自由を守る上でも重要になってくる事でしょう。
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