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イノセンス公開記念 イノセンスと攻殻機動隊 SAC(3ページ目)

3月6日に劇場公開された『イノセンス』のインプレッション、そしてゲーム『攻殻機動隊 STAND ALONE CONPLEX』のレビューを併せてお届けします!

山道 健介

執筆者:山道 健介

プレイステーションガイド

雰囲気ばっちりのミッション内容


ミッションを遂行するには、敵を倒すほか、さまざまな作業が必要になります。

例えばシャッターがロックされていて先に進めない時。端末にアクセスすればロックを解除出来るかもしれません。

他、敵部隊のハッキングコードを入手することにより、なんと敵の体を乗っ取って自在に操ることが可能になります。

例えば複数のスナイパーが邪魔で先に進めない時、逆にスナイパーをハッキングし、他のスナイパーを狙撃する…。そんなことまで可能になります。

また、草薙素子は2回まで壁を蹴ってジャンプすることが出来ます。これを駆使して普通は登れないような場所までジャンプすることが可能です。

歯ごたえのある難易度!


ゲーム中、ちょっと突き放したようなゲームの作りに少し驚きました。

それは単に難易度が高いだけということではありません。

例えばどこに進めばいいのかわからずに途方にくれることもしばしば。しかし、基本操作を思い出せば必ず進める場所があり、自分でそれを探す楽しみがあります。

敵の攻撃が激しい場所でも、武器を乱射しながら駆け抜けるのか、敵が少ない道を探すのか、他にハッキングできる敵はいないか…。

お仕着せの情報がない分、自分で攻略する充実感があり、よりキャラクターとの一体感が高まります。

また、「落ちたら即ゲームオーバー」の場所が多いのも特徴です。

もう少し左に行くと落ちます。死にます。

一応「ここから落ちたら死にますよ」というマークが表示されるのですが、調子に乗って敵を倒したりうろうろしたりしていると、気がついたら転落死…なんてことも。自分の目で着地地点を見て「これくらいなら死なないかな…サイボーグだし」と判断するのも重要です。

もー少しユーザーフレンドリーに

前述のようにやや難易度が高めでストイックな作りになっているのですが、難しく感じさせる要因にキー設定があると思います。

両手の親指を使って移動するという都合上だと思うのですが、移動しながら左手の人差し指(か中指)で攻撃ボタンを押さなければなりません。

出来れば□ボタンなどに攻撃を割り振りたいところですが、残念ながらそこまで細やかな設定は出来ないようです。

また、銃の照準が画面中央に表示されますが、自動で敵に照準を合わせてくれる機能が無いため、自分で照準を合わせる必要があります。ぬるいゲーマーとしては自動で照準を合わせてくれるモードが欲しかったところです。

知らない人でも

連続攻撃の様子。最後の一撃はスローモーションになってかなりイカス!

前半『イノセンス』を「『攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL』を知らないと厳しいかも」と評価しました。が、こちらは逆に『攻殻機動隊 SAC』も、その原作自体を知らなくても楽しめるゲームではないかと思いました。

世界観の詳細を知らなくても楽しめる物語だと思いますし、人をハッキングして操作する、端末にアクセスしてロックを解除する、などの要素はゲーム的にもかなり魅力的です。

逆に『メタルギアソリッド』などのアクション要素が強いアドベンチャーゲームが好きな人は、このゲームから『攻殻機動隊』を知るのも大いにアリなのではないでしょうか。

そしてこのゲームを遊んでから『攻殻機動隊 SAC』を観たり、『攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL』を観たりするとさまざまな発見があることと思います。

特に、『攻殻機動隊 SAC』を知ってからの『攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL』はかなり驚かれるのではないでしょうか。それほど衝撃的な作品だと思います。さらにその後に『イノセンス』を観るという楽しみも。

そう考えると、『攻殻機動隊』の取っ掛かり、入門編としてまずこのゲームから始めるというのはかなりオススメできます。

ゲーム自体はややストイックなつくりですが、チュートリアルで親切に教えてくれるので心配ないでしょう。なんなら難易度もイージーが選べますよ。

…でも僕はイージーを選ぶのをプライドが許さないので今日もノーマルでがんばります。
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