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ガイド加藤がPSXを買わないワケ PSXと地上デジタル放送(3ページ目)

12月13日発売のPSX。激売れ必死のDVD・HDDレコーダーですが、地上デジタル放送を受信する人、したい人には厳しい面も。今回はそれらの問題点を考察してみることにします。

山道 健介

執筆者:山道 健介

プレイステーションガイド

誰でもわかる地上デジタル


今年12月1日から始まった地上デジタル。実は僕も対応テレビを購入して、既に視聴しております。(上記写真はBSデジタル)

地上デジタルは、従来の地上アナログ放送を受け継ぐ形でスタートする放送です。既に放送が始まっているBSデジタルと同様、ハイビジョンと呼ばれる高画質映像の受信が可能となります。

現在視聴可能区域は東京、大阪、名古屋の一部とかなり限定されているのが難点ですが、CATVでの対応も期待されています。現状の地上アナログ放送は2011年に放送を終了することが決定しており、それまでにはすべてデジタル放送に移管していくことになります。

地上デジタル放送を受信するためには地上デジタル対応チューナーが必要となります。また最大の特徴であるハイビジョン放送の受信にはD4端子を搭載したワイドテレビが必要になります。

それではデジタル放送の特徴を解説しましょう。

なんと言ってもハイビジョン!

なんと言うかもう「テレビのあるところを切り取って窓にした」ような高精細画面が魅力です。サッカーや野球でも選手の顔が、ゼッケンがちゃんとわかります。しかしほとんどの放送が地上アナログ放送と同じ内容となっており、ハイビジョン放送はまだまだ数少ないのが現状です。

多チャンネル放送

一つのチャンネルで複数のチャンネルを持つことが出来るので、あるチャンネルでは野球の延長戦を放送しつつ、他のチャンネルでは予定通りドラマを放送する、などといったことも可能になります。最大3チャンネルまでの放送が可能ですが、コチラはなかなか準備が整っていないようです。

高音質!

CD並みのクリアな音声、DVDのように5.1chサラウンドなどにも対応しています(5.1chは別途対応アンプが必要)。

EPGに対応

受信時に番組表も取り込むので、一週間先までの番組表がわかります。


まだまだハイビジョン放送の番組も少ないので、使用中のテレビが現役であれば慌てて替えるほどの物ではないと思います。

視聴してみた感想としては、ほとんどの番組がアナログ放送とまったく同内容であり、思い出したようにハイビジョン放送(アナログ放送と同じ番組のハイビジョン版)がある感じ。この様子だと地上デジタルの醍醐味を十分に味わえるのはしばらく先の話になりそうです。

しかしながら同じ内容でもデジタルで受信したほうがノイズが少ないのは一つの利点。BSデジタルも含め、ハイビジョン放送の美しさは一度見ると病み付きになってしまいます。


さて、それではPSXと地上デジタル放送の間にどんな問題かを考えてみましょう。
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