■まとめてみよう、そうしよう |
検証した結果を見ると、ハードウェア的な性能としては完全にプレイステーションを越えています。この性能があればプレイステーションのタイトルをそのままコンバートするのは簡単でしょうが、唯一気になることがあります。それは液晶サイズです。 480x272(16:9)の液晶だと、従来の4:3のタイトルでは左右に余白が出来てしまいます。だからプレイステーション用タイトルをそのまま携帯ゲーム機で遊べるように、という存在ではなさそうです。あくまで新しいプラットフォームと考えたほうがよさそうですね。 その他、携帯端末としてはかなり贅沢なスペックとなっています。これを見る限り、携帯ゲーム機というよりは携帯マルチメディア端末といった方がしっくりきますね。特にメディアの容量が1.8GBという点は注目に値します。携帯用ゲームに革命が起きるのでは、と思えるほどの容量です。 PCM音源を搭載していますし、ステレオスピーカーもヘッドホン端子もある。こと再生に対しては単体で十分な能力を持っているのがわかります。購入してすぐに映画も観れるし音楽も聴ける、そんなイメージですね。 動画再生、音楽再生、そしてワイド液晶。PSPは映画を外に持ち出すために設計されたようなスペックです。ソニー・コンピュータエンタテインメントの発表で久夛良木社長が「これは21世紀のウォークマン」と発言したことを考えても、マルティメディアに特化したウォークマンと考えるのが良いのかもしれません。 未だ発表されていない外観ですが、ワイド液晶ということを考えると当然横長のスタイルになるのではないでしょうか。最近の携帯電話に見られるような折りたたみとすると、やたらに横長のものになってしまうので、折り畳みではなさそう。 性能、そしてUSB2.0やメモリースティックスロット、UMDの挿入を考えると結構立派なサイズになるのではないでしょうか? 紹介されたUMDはMDのようにカートリッジだったので、本体をパカッと開いてセットするかスロットインになるかどちらかでしょう。 さて、後は肝心の価格です。やはりこれも全ッ然全容が見えない端末なので、見当はずれの予想になってしまったらご容赦ください。 |