■カプコンブース |
数多くのタイトルを公開していたカプコンブース。もちろんPS2だけでなくゲームキューブ、Xbox、ゲームボーイアドバンス、アーケードなど様々なハードで多くのタイトルが公開されていました。 しかし公開されていたタイトルの多くは純粋な続編が多く、「驚き」という意味では少々寂しさを感じたように思います。とはいえ『デビル メイ クライ2』『クロックタワー3』『ロックマンX7』など数々の続編はファンにとって嬉しいものでしょう。 『レッド デッド リボルバー』 そんな中異彩を放つ作品がこれ。カプコンとしては珍しく(?)西部の荒野を舞台にした3Dシューティングで、特筆すべきはその操作法。アクションと射撃を両立するために「左のスティックで移動」「右のスティックで照準」という一風変わった操作を採用しています。 しかし今まで西部劇調の作品のヒット作というのは少ないように思います。アーケードゲームが急成長を遂げていた数年前ならば『サンセットライダーズ』(コナミ:横スクロールアクション)『ガンスモーク』(カプコン:縦スクロールシューティング)、『リーサルエンフォーサーズ』(コナミ:主観シューティング)などの西部劇作品がありましたが、最近ではあまり見られません。SCEIのRPG『WILD ARMS Advanced 3rd』が西部劇テイストだったのを思い出すくらいでしょうか? おそらくシューティングゲームとしての爽快感とガンマンが活躍する西部劇がマッチングしていたため、シューティングゲーム黎明期に西部劇が多かったのだと思います。『レッド デッド リボルバー』は他に類を見ない操作感覚や画面から受けるインパクトが新鮮です。ゲームジャンルが多様化する中、この作品ならではの西部劇の表現に期待しています。 |
■スクウェアブース |
ここもやはり続編やリメイクものが多いブースでした。PS関連としてはリメイク作『ファイナルファンタジー1・2』、そして期待の『サガ』シリーズ最新作『アンリミテッド:サガ』が注目。 おそらくファミコン版『ファイナルファンタジー』をプレイしたことがない人も多いと思うのですが、そういった人がリメイク作に興味を覚えるかどうかが個人的に気になるところです。グラフィックはファミコン版よりは美しいとはいえ、既にリメイクされているワンダースワン版に近い印象を受けました。僕は『ファイナルファンタジー2』を途中で挫折した人なので少しだけ興味はあります。 他、『アンリミテッド:サガ』がドルビープロロジック2対応なのが会場では興味を引いていたようです。ゲームのドルビープロロジック2対応についてはこのページで少し詳しく解説しているので参考にしてみてください。 『半熟英雄対3D』 実に10年ぶりとなる、『半熟英雄』最新作。従来の2Dから進化を遂げて美しい3Dグラフィックに…と思いきや! この作品は「いまだに2Dの世界にいる主人公(半熟英雄)が3Dの世界に殴り込みをかける」といったイカした内容! 画面では「いかにも」といった3Dキャラクターと、ペラペラの薄っぺらい2Dのキャラクターが混在した実にシュールな世界を楽しむことができます。 まさにこういった逆説的なアイディアを求めていた僕は、このタイトルがかなり気になっています。シリーズ未経験ですが今後も続報に期待したいタイトルです。前作をプレイしてみたいと思っても、前作が10年も前の作品なので無理。ですが今年になってワンダースワンカラーでリメイクされているので、ぜひともそちらをチェックしたいところです(ワンダースワンカラー未所持ですが!)。 |