| ■実はゲームではほとんど意味がない！ |
 我が家ではデジタルアンプを導入したことにより、TVやビデオ、ゲームなどすべての音声をデジタルアンプで聴いています。 確かにDVDでは5.1chのドルビーデジタル再生で映画館のような迫力を楽しむことができますが、DVD以外では（特にPS2のゲームでは）どうなのでしょうか？ ほとんどのデジタルアンプにはDSPと言われる音場プログラムが内蔵されており、TVやビデオなどの2chソース（ステレオ音声）を6つのスピーカーに割り振って再生してくれます。特にドルビープロロジック2機能が内蔵されている機種では擬似的に5.1chのサラウンド環境を実現してくれます。 しかし当然と言えば当然ですが、最初から5.1chで録音されたソースとは迫力などが雲泥の差。映画館の迫力はあくまでDVDの視聴に限られます。 今まで発売されたゲームの中にも5.1ch対応のものがあるのですが、これはゲーム内で再生されるムービーのみが5.1ch再生されるだけで、そのほとんどがゲーム本編で5.1chにはなっていません。折角PS2にデジタルアンプを導入しても、DVDを見る以外ではドルビーデジタル5.1chは楽しめないんです。 ですが！ マイクロソフトから発売されたXboxには5.1ch対応のソフトが発売されていて、今後も続々と登場予定です。ゲームが5.1chに対応すると臨場感が違うはず！ 戦闘機のドッグファイトの迫力が、背後を何者かが追いかけてくるホラーゲームの恐怖が、アクションゲームで前後左右から現れるモンスターの息づかいがゲームをもっと盛り上げる事は間違いないでしょう。 PS2では今後も5.1ch対応のゲームは発売されないのでしょうか？ |
| ■ドルビープロロジック2の可能性 |
 実はフロムソフトウェアから発売されている『アーマードコア3』は5.1chに対応しています。スクウェアから発売される『アンリミテッド：サガ』も5.1chに対応する予定だそうです。 なぜPS2で5.1ch再生が可能なのか？ この謎を解く答えがドルビープロロジック2にあります。 前述の通り、ドルビープロロジック2は2chの音声を擬似的に5chに振り分ける技術です。このとき、プログラム側で5chソースの音声をドルビープロロジック2用にエンコードする事によって、ドルビープロロジック2に対応したアンプでは5ch再生することが可能になるわけです。 オーディオに詳しい人じゃないといまいちピンと来ないかもしれません。もっと簡単に説明すると、ドルビープロロジック2対応ゲームなら、対応したアンプでは5ch再生することが可能になるということ。ドルビープロロジック2は比較的新しいアンプに搭載されている機能なので、これからアンプを購入する人はこのことを一つの判断材料にされると良いでしょう。 もし「たくさんの5.1ch対応ゲームで遊びたい！」と思われたなら、いっそのことXboxを購入してしまうのも1つの手ですね！ http://allabout.co.jp/game/xbox/ また、「もっと本格的なホームシアターを組んでみたい！」と思われた方は是非、「For M」の特集「ホームシアターを堪能する」をご覧になってください。そこには行き着くところまで行き着いてしまった超本格ホームシアターの数々が！ 熱いですよ！ |
