■とりあえず雰囲気作り |
花火を楽しむ上での大事な要素、それはまず暗さだと判断。まずは部屋の電気を全部消してプレイしてみましょう。DVDを見るときなどもそうですが、部屋を真っ暗にするだけで雰囲気が全然違います! 特に『ふたりのファンタビジョン』では効果絶大です。 しかし、部屋を暗くしただけではなんだか物足りない。いまいち花火気分を味わえません。そこで、オプション項目を色々いじってみることにしました。 『ふたりのファンタビジョン』では、BGMと効果音の音量を別々に設定できます。ここに注目しましょう。せっかくのお洒落なBGMですが、今回はOFFにしてみましょう。代わりに効果音をいっぱいに。これだけでかなりそれらしくなります。 そしてもうひとつ、重要なオプション項目があるのです。それは“花火音の時間差”。この項目を0.5~1.0SECにしてみましょう。 これは花火がフラッシュしてから音がするまでの時間。通常花火を見るときは、花火からの距離に応じて光と音に時間差が生じます。それが再現できるのです。試しにメニュー画面で「リプレイ」を選んでリプレイを見てみましょう。かなり本物の花火に近い臨場感を味わえるはずです。 |
■ちょっとこだわってみましょう | ||
なぜ時間差がおきるのでしょうか? それは光と音の進む速度が違うからで、光の伝達速度は秒速約300,000kmといわれています。光ったらすぐ見えると思っていいでしょう。それに比べると音はとても遅く、秒速約340m。つまり先ほど設定した秒数は花火から200m~400m離れていると考えたものです。もっと遠くで見ていると考えると2.0SECくらいでもいいでしょう。
花火の玉は大きさによって打ち上げられる高さも違うそうです。直径30cmの10号玉で約280m、直径90cmの30号玉だと600mもの高さになるとか。 さて、もしあなたの家に重低音が得意なスピーカー(スーパーウーハーなど)があったらそれも活躍させてみましょう。PS2ホームシアター環境があればサラウンドを“Hall”などにするのもオススメ。ご近所もビックリの大迫力花火の出来上がりです。 |
■果たして本物に近づいたのか!? |
昔は夏休み中に友達と連れ立って見に行った花火。 田舎の親戚のうちで縁側から見た花火。 みんなで待ち合わせてビールを飲みながら見る花火。 なぜか、花火はその時その時の夏を代表するイベントだった気がします。花火を見ていると不思議と懐かしい気分になるのは、きっと家族や友人、大切な人と見た思い出を反芻しているのではないでしょうか。 『ふたりのファンタビジョン』の最大の魅力は対戦です。TVの中の花火を家族や友人たちと共有してみるのも、花火に通じる楽しみ方だと思います。僕が提案する花火の楽しみ方は、ゲームでも本物でも「とにかく大切な人と一緒に楽しむ!」これにつきます。 |