日本のウォール街、日本橋兜町

そろそろ大型連休の時期である。昔はそんな言い方をしていなかったと思うが、今はゴールデンウィークという。日本語でいえば「黄金週間」である。
この時期、散歩をするのなら、語呂合わせで黄金町かしらとも思ったが、それは以前、黄金町から長者町、伊勢佐木町の横浜散歩ですでに行っていた。そこで、黄金にまつわる街とあれこれ考えていたら、そうだ日本橋兜町へ行こうと思い立ったのだ。
日本橋兜町はニューヨークのウォール街、ロンドンのシティと並び称される世界の三大金融街のひとつである。
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東京証券取引所のある通り

日本橋兜町は、明治時代に第一国立銀行本店、東京証券取引所の前身である東京株式取引所が設立されて以降、金融の中心地であった。

スタート地点は馬喰横山駅

日本橋兜町の最寄り駅は、東京メトロの茅場町駅となるが、実際はいろいろな駅から近い。今回は少し歩こうと、都営新宿線の馬喰横山駅からスタートすることにした。馬喰町と横山町というふたつの町の名前をつけた駅である。馬喰とは、もともと牛馬の仲買人のことで、最初はそういった人たちが多く、次第に旅籠の集まる地域となった。そして、地方から江戸にやってくる商人たちがその旅籠に泊まり、隣接する横山町の問屋で商品を仕入れるということになったのは、江戸時代のこと。その後、馬喰町の旅籠は減り、こちらも問屋街となっていった。
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問屋が建ち並ぶ横山町

そんな問屋街を抜けて、日本橋兜町へ向かう。このあたりは住居表示を見ていても、日本橋小舟町、日本橋堀留町という具合に日本橋を冠した町の名前が次々と現れる。

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中央区馬喰横山駅から金融の街、兜町を散歩。さらに日本銀行を経て、東京駅まで至る3.7kmのコース。