無料でおかきが食べ放題?
正面に見えるビルの1階に無料喫茶があった! |
Eくんは所用でこれないとのこと。東京メトロ銀座線の虎ノ門駅から地上にあがり、住所をたよりにさがしてみた。
本当にあった無料喫茶!
ここが「free cafe 播磨屋」の入り口 |
喫茶店の入り口にはこう書かれていた。
飲み物各種-0円
おかき・せんべい-0円
となっている。
本当だ。時刻は午前11時前。店内は人でいっぱいだった。ちょうど1つ空いた席があったので、座る。そういえば、かなり混雑することがあるのだろう、入り口には「混雑時にはゆずりあいの美徳をお願いします」とあった。あ、そういうことか。実は満席だったのだが、老紳士がすっと席を立ち、僕にゆずってくれたのだ。
ちなみに入り口には「躾(しつけ)の全くできていないお子様の入場は他のお客様のご迷惑になるのでお断りします」と書かれていた。
とてもおいしいおかき!
おかきはお皿に自由にとっていいが、おかわりは禁止。(上)、いただいたコーヒーとお茶、そしておかき(下) |
おかきのコーナーには、ガラス容器に入っており、お皿の上に自由にとっていいようだ。ただし、おかわりは禁止。そうそう、入り口に書いてあったが、テイクアウトもダメだ。
さて、いろいろなおかきを取って、コーヒーを入れて飲もう。そうそう、ちなみに禁煙である。
喫茶店といっても実はここは「播磨屋本店の東京本店」というところの一角にあって、ある意味ここはおかきの試食コーナーなのであろう。というのも「お買い求めは通信販売が大変便利でお得です」とあり、喫茶店の表のスペースでは多くの人が住所などを書き込んでいる。
さて、おかきをいただこう。むむむむ、こ、これは…。見た目とはまったく違う味だ。これで、この無料喫茶の意味がわかった。とても上品な味である。播磨屋というくらいで、本店は兵庫県にある。見た目は関東でもよくあるおかきだが、塩気はあまり強くなく、ほんのり甘さがあるといえばいいだろうか。これは食べてみるしかないわけで、なるほどだからこういう形態で試食をやっているわけだ。テーブルに置かれた小さなパンフレットを見て再び驚いた。さぞお高いのだろうと思ったら、けっこうリーズナブルな価格である。なるほど、これは僕だって今すぐ表の人たちのように自分の住所を書き込みたくなった。なんせ、翌日には届くのだそうだ。
と、そこへEくんから携帯にメールが入った。銀座へ向かっているそうだ。こちらも急がなくては…。というわけで、後ろ髪を引かれるような気持ちで銀座へ向かうことにした。
そうそう、ここはちゃんと自分でカップやお皿を下げなくちゃいけない。こういうお店はぜひ続けて欲しいし、マナーなどはきちんと守り、感謝の気持ちで喫茶店をあとにした。
さあ、次ページでは
虎ノ門から銀座へ歩きます!
虎ノ門にあるおかきが食べられる「free cafe 播磨屋」から銀座三丁目にある「自然式食堂 銀座 餉餉」まで歩き、さらに日比谷公園への4.8kmのコース。本サービスは株式会社アルプス社のALPSLAB routeを利用しています |