散歩/グルメ・行列・銭湯の散歩ルート

麺屋吉左右でつけ麺を食べ、木場界隈を歩く(2ページ目)

残暑の厳しい中、東西線木場駅近くにある人気のラーメン店「麺屋 吉左右(きっそう)」でつけ麺を食べて、木場界隈を歩き、同じく東西線門前仲町の駅まで歩いた。

増田 剛己

執筆者:増田 剛己

散歩ガイド

これが「麺屋 吉左右(きっそう)」のつけ麺

行列には家族連れや女性の姿があった。なるほど、ネットでの人気の高さって、いろんな層にウケるからなのかもしれないなぁ、なぁんて思っていたら、どんどん行列が動き始める。9月になったとはいえ、この日は残暑が厳しく、直射日光を浴びるのがつらい。こういう行列に並ぶ際、夏なら帽子は不可欠だ。それに水。
先に並んでいた女性がいっしょにきていた男性に「きょうは少ないね」と言う。どうやら常連さんのようで、きょうは行列の人数が少ないと言っているようだ。
椅子が10個ほど置かれている。ほどなく椅子に座ると、お店の若い女性が注文を取りに来てくれる。僕の前にいた若い男性はつけ麺とラーメンの両方を注文していた。すごー。僕はチャーシューつけ麺、1100円。鈴木くんは味玉つけ麺、800円を注文。待つこと32分でお店の中に入れた。
麺屋 吉左右
自家製麺。普通盛りは300gだ。

とても清潔な店内。感じのいい若いお兄さんが奥で調理をし、さきほどの若い女性が接客にあたっているようだ。それにしても実にかんじのいい接客。こういうものが、人気店の要素のひとつなのだろうか。

これがつけ麺のつけ汁

着席してからすぐに麺とつけ汁が出てきた。さらにここはチャーシューが別皿でくる。これはいい。3枚あるので、鈴木くんに1枚あげる。
しかし、鈴木くん、
「この麺多いですねぇ、食べられるかなぁ」と言っている。普通盛りだと300g。たしかにけっこうな量だ。
麺屋 吉左右
これがつけ汁。黄金色に輝いている!

さっそくつけ汁を少し口に含んでみた。今流行りのWスープ。とんこつに魚介系の味だ。強い味だけれど、クセはない。麺をつけ汁に浸して食べてみた。ああ、これはなんだろ、スルスルっと入ってくるかんじだ。でも、噛みしめるとちゃんと腰もあって、モチモチしている。ああ、この麺はかなり個性的。

なんだかあっというまにツルツル食べてしまった

つけ汁にはネギだとか海苔、メンマ、細切りのチャーシューが入っている。この具の一つ一つがどれもおいしい。
ゆっくり味わいながらと思ったが、行列していたこともあり、空腹感はマックス。いっきに麺を吸い込んでしまう。
麺屋 吉左右
麺屋 吉左右
つけ汁に麺がよくからむ。チャーシューも柔らかくておいしい(下)

半分くらい食べ進み、隣の鈴木くんを見れば、すでにほとんど食べ終えている。な、なんだぁ。
「いやぁ、意外に食べられますねぇ」
と言う。ちなみにつけ麺の大盛は130円プラスで麺が450gになる。
こっちでもいけたかと鈴木くんに聞けば、「たぶん大丈夫です」との答え。
たしかにここの麺はけっこうスルスル食べられちゃう。それだけおいしいのだ。
卓上には、胡椒、酢、一味が置かれていたが、これらを投入する間もなく、全部食べてしまった。
先に入り、つけ麺とラーメンを頼んだお兄さんも快調に2杯を食べ進んでいる。ほどなく、食い終わって外へ出る。13時22分。
あれれ、僕がきた12時40分と同じくらいの人数が行列している。
鈴木くんが「法則、当たってませんね」と笑った。

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