北の丸公園から千鳥ヶ淵公園までの桜散歩
千鳥ヶ淵というのは東京でも桜の名所として有名だ。天気のいい春の日、東京メトロの九段下駅まで行ってみた。地下鉄「九段下駅」階段をあがると桜が満開だった。 |
地下鉄の九段下駅というのは、この季節は桜散歩には欠かせない駅だといっていいだろう。靖国神社側に出てもお堀側に出てもどちらも桜が咲いている。今回はお堀側、武道館方面に2番出口を出てみた。階段を上がり、地上に出るといきなりお堀の桜が見えた。
調和が楽しい桜の景色
桜の名所にはいろいろなタイプがあって、とにかく多くの桜で埋め尽くされているというところと、桜の数は少ないのだけれど、その景色がなんともいいというタイプだ。北の丸公園は、数こそ少ないが桜の木がいい雰囲気でたたずんでいる。静かに桜を観賞できる北の丸公園。 |
武道館へ続く道はこの季節、人で埋め尽くされている。桜のアーチをくぐりながら北の丸公園へ入っていく。武道館でコンサートがあるらしく、若者が行列をつくっていた。
北の丸公園内に入ると、実に静かである。ゆっくり桜を観賞しようというのなら、ここは東京でもいちばんいい場所かもしれない。
半蔵門を望む桜
北の丸公園を抜けると乾門が見えてくる。ここにもしだれ桜が2本あり、ここも美しい。乾門から先は立ち入り禁止。そこから、千鳥ヶ淵を歩く。半蔵門を望むお堀端の桜。 |
千鳥ヶ淵へとあがる。ここは道というよりも土手の上という感じである。平行して歩道もあるが、ここは舗装されてもいない土手の上を歩きたい。ちょうど僕が歩いた日は前日降った雨で地面がぬかるんでいた。こうして土の上を歩ける場所というのは、東京でも珍しいのかもしれない。国立近代美術館の前を通り過ぎると千鳥ヶ淵を見渡せる。上を高速道路が走っている。遠く、ボートに乗る人々も見える。
土手をまっすぐ行くと、千鳥ヶ淵の交差点に出る。そこから、半蔵門方面に歩くと千鳥ヶ淵公園があり、ここも桜でいっぱいだ。
次ページでは皇居外苑の桜を紹介します。