クレーンゲームの「違反景品」って知っていますか?

クレーンゲームなど景品ゲームで獲得できる景品にはさまざまなものがあります。ぬいぐるみ、プラモデル、キーホルダー、時計、マグカップ等々。そんな景品のなかに、テレビなどの電化製品やゲーム機、宝石類といった高価なものがあるのを知っていましたか? これらは、いわゆる「違反景品」というものなんです。

警察庁が所管する公益法人のAOU(社団法人全日本アミューズメント施設営業者協会連合会)は、「ゲームセンターにおける景品の取り扱いに関する要領」なる景品内容のガイドラインを発表しています。これによれば、「景品1個の価額は市販価額で800円を超えてはならない」とあります。

景品の種類も規定されていて、公正な競争秩序の確保と未成年者の健全育成などを目的に、タバコや喫煙器具類、酒類、医薬品、性的好奇心そそる図書やソフトウェア、ショーツやブラジャーなどの下着類、金券やその類似品などは景品として提供してはならないとしています。

一見魅力的な「違反景品」に潜む甘い罠

違反景品イメージ
違反景品のなかには子供には見せられないアダルトなものも……
でも、『「ニンテンドーDS」が景品になればおもしろくなるじゃないか』と思う人もいるでしょう。実際にこうした違反景品を置いている店舗でよく見かけるのは、クレーンゲームのショーケースに、これまで獲得した人のリストや写真などを貼り出し、本当に獲得できるんですよ、というアピール。

しかし、景品が高額である以上、獲得率はかなり低めに設定されていて、なかには絶対に獲得できないよう設定している店舗もあるようです。ゲームとギャンブルの違いを明確に定義するのは難しいですが、こうした高額な景品で獲得率を下げていけば、ギャンブルに限りなく近づくものとなるでしょう。

また、アダルトビデオなどを景品にする店舗では、その違法性を認識して、獲得したチケットと景品を交換するシステムなどを採用しています。もちろん、このシステムも「ゲームセンターにおける景品の取り扱いに関する要領」では違反。ゲームセンターは公営ギャンブルでもアダルトグッズ販売店でもありません。

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