今年のアミューズメントマシンショーは、ゲームメーカーが新作ゲームを競い合って出展する一方で、ゲームの課金システムでも、プレー時に現金を必要としない課金システムについて数多く出品された。
なかでも、会場の人々の目を引いたのは「Edy」カードと「ATO」カード、この2つのキャッシュレスカードを用いた課金システム。すでに「ATO」カードは、今年の春に行われた『AOU2003 アミューズメントエキスポ』でも発表済みで、一部店舗で運用されている。今回の出展では、詳細な分析データで、改めて導入による効果を説明していた。【詳しくはこれまでの記事でチェック】
一方、「Edy」カードは、すでに2001年11月から本格的にスタートし、実際に運用されている。だが、こうしたゲームショーでのお披露目は始めて。「Edy」関連の出展は、関連セガが発表した自社関連企業で運営するアミューズメント施設への試験導入を決定、運用中のセガを始め、NTT-MEと日本ユニカの合弁企業・夢フロンティアや旭精工などといったブースでも、各社足並みを揃え、運営管理システムや運用支援システムを発表した。
大まかに説明すれば、「ATO」カードは、後払いと前払いどちらの課金システムにも対応し、「Edy」カードは入金して金額をチャージし、支払い時にセンサーにカードをタッチすることで課金する。例えるなら、「ATO」カードが飲食店で使われるようなオーダー票。「Edy」カードは繰り返し使えるプリペイドカードといったところか。
じゃあ、今後このカードが、広く全国的にゲームセンターで使われるようになるとすると、果たしてどちらが我々ユーザーにとってメリットが大きいのだろうか。