■キーワード2:ネットワーク
ネットワークを使った対戦ゲームは、アーケードゲームでも珍しくなくなってきた。麻雀ゲームに至っては、現在稼働中のコナミの『麻雀格闘倶楽部(全国オンライン対戦Ver.)』に続き、セガも『セガ四人打ち麻雀MJ』をAMショーで発表した。
このゲームは『ダービーオーナーズクラブ』で使用される大型サテライト筐体でプレーする。i-modeと連動する接続サービスを利用すれば、プレー履歴やランキング、そしてプレーヤーが登録したキャラクター情報などを参照することもできる。
麻雀ゲーム以外では、タイトーが新ネットワークシステム『NESYS』搭載システム第一弾として、人気レースゲームシリーズ最新作『BATTLE GEAR3』を出品した。このNESYSとは、インターネット経由で専用サーバーとゲーム機を繋ぎ、リアルタイムでスコアなど個人プレー・データを流し、ゲームに反映させるシステム。
ゲームの個人データの認証は、レースゲームだけにキー型のメモリー装置を使用する心憎い演出も。今後タイトーはこのエントリーシステムを使った対応ゲームをリリースするようだ。
また、専用サーバーを立てたゲームではないが、ナムコの『ドラゴンクロニクル』も、注目したいゲーム。これはファンタジーの世界をモチーフにしたカードゲーム。ドラゴンを育て、その成長をカードにプリントされたビジュアルで確認できるというゲーム。
ネットワークという点では、最大8人まで通信対戦で、全国のゲームを結ぶネットワークはない。だが、このゲームもi-modeサイトと連動(2003年1月サービス開始予定)し、カードのパスワードで育てたドラゴンを呼び出し、iアプリゲームで楽しんだり、パワーアップアイテムを入手することも可能になる。
現在カードゲームは、現在稼働中の『ワールドクラブ チャンピオンフットボール セリエA 2001-2002』が好評で、このゲームに10万円以上注ぎ込むプレーヤーも珍しくなく、メーカーだけでなく、施設運営者も熱い視線を送るゲームジャンルのひとつ。
そんなカードゲームで、幅広いユーザーが見込めるRPGテイストのドラゴンクロニクルはAMショーでも注目の的。これにi-modeによるサービスが付加されるというのだから、今後、どれだけ人気を集めるのか、非常に興味深い。
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