ビンディングを正しく調節して快適にスノボを楽しもう!
いよいよ冬が近づいてきて、スノーボードグッズの購入を考える時期がやってきましたね。僕が働いているREDSの方もだんだんとお客さんの数が増えてきていますが、つい先日こんなお客さんがいました。「ブーツが大きいのか、ビンディングのストラップが短くて使いづらいんですよねぇ」。「???」と思い細かく話を聞いてみると、このお客さんはストラップの長さが調節できることを知りませんでした。そこで今回は、ビンディングの基本的な調節機能について説明したいと思います。体とボードをつなぐ大切な役割をするビンディングですが、そのサイズ分けはS・M・Lの3サイズやS-M、M-Lの2サイズなどと大ざっぱなので、ブーツのサイズや大きさに合わせて幾つかのパーツを調節できるようになっています。「買った時のままで、ビンディングなんていじったことがない」という人もホントに簡単ですので、ぜひこの機会に自分のビンディングを確認をしてみましょう。
ではさっそく始めます。
【目次】
ストラップの長さを調節しよう!
まずはストラップの調節から始めましょう。ストラップには、足の甲にかける「アンクルストラップ」と、つま先にかける「トゥーストラップ」の2つがありますが、どちらも調節の仕方は同じです。ストラップのギザギザではない本体の方は、根本にあるビスを外すことで長さの調節ができるようになっています。ブーツを装着した際に、ストラップがブーツの中央にくるように長さの調節をしましょう。 ちなみに写真で使っているFLUXのビンディングは、これらの調節(その2、その3も)を工具を使うことなく、素手で簡単に行うことができます。ビンディングの使いやすさはこういうところにも出てきますので、購入の際はチェックしてみましょう。詳しいことは実際にショップで確認してみて下さい。ハイバックの角度(フォーワードリーン)を調節しよう!
次にブーツのふくらはぎ部分を支えるハイバックの調節をしましょう。ここではハイバックの中央についている長方形の部品を上下に動かすことでハイバックの「傾き」を整えます。ビギナーはあまり傾け過ぎると滑りづらくなってしまいますので、はじめは「ブーツの背中」との隙間を埋める程度に傾けてみましょう。 ハイバックはヒールサイドターン(カカト側のターン)をサポートするためにあり、前に傾ける程そのサポート力が強まり、ヒールサイドのボードコントロールが素早くできるようになります。傾きの加減には個人の滑走技術や好み(感覚)が出てきますので、連続ターンが出来るぐらいにある程度滑れるようになったら、色々と試して自分が滑りやすい角度を探してみましょう。ベースのつま先部分の長さを調節しよう!
最後はベースプレートのつま先部分にあるベースクッションの長さを調節します。ベースクッションは手で簡単に引っ張り出すことができますので、ブーツの大きさに合わせてその位置を前に出しましょう。前に出す幅はボードにビンディングを取り付けた時に(しっかりとセンタリングの設定をすること)、ボードからはみ出さない程度でオッケーです。取り付け方はコチラをご覧ください。 ベースクッションの位置を調節することで、より良いポジションを取ることができ、素早いボードコントロールが可能になります。ビンディングを調整するときのアドバイス
同じショップでボード、ブーツ、ビンディングの3点を購入して店員さんがビンディングを取付けてくれる場合、親切なショップはビンディングの調節までしてくれることはあります(REDSではやっています!)。でもそれぞれを単品で購入した場合や、大規模な催事で購入した場合(ビンディングの取付けはしてくれても、ブーツとの調節まではしてくれないと思います)などは、自分で調節をすることになります。スノーボードをする際の基本中の基本であり、足下のホールド感を左右するとても大切な作業ですので、面倒くさがらずきちんと調節をしましょう。
それでは次回もお楽しみに!
赤いお店が目印。靖国通り沿い駿河台下交差点のすぐ近くです。 |
Minami 神田REDS店
※記事が執筆された2006年時点の情報です。
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