オーリー・エアーができれば、今よりもっとトリックの幅が広がります! |
前回紹介した「ストレート・エアー」にはチャレンジしてみましたでしょうか?ストレート・エアーは、簡単に説明すると「キッカーをアプローチスピードにまかせて通り過ぎる」という単純なものです。なので、「飛び易いキッカーを選ぶこと」と、「まずは基本的なライディングスキルを磨く」という2つの「ワンメイク心得」を理解して実践できれば、実際はそんなに難しくはないはずです。
しっかりと基本をマスターしていて、「簡単にできた!」という人は、今回の「基本編」で紹介する「オーリー・エアー」へとステップアップしましょう。ストレート・エアーにオーリーを加えることで、より高く、よりカッコよく飛べるようになります。
また逆に「どうしても上手くできない!」という人もたくさんいると思います。上手く出来ない人は、キッカーに入る前のステップ、特に基本的なライディングスキルが足りないことが多いので、もう1度「ワンメイク心得」から見直していきましょう。
南雲武仁(ナグモタケヒト) スポンサー:NITRO,COBRAWORX,SMITH,DP,スリーウェザー,ディメンション,ジェムストーンフィルム,シャレー佳竹,黒羊,ムラサキスポーツ千葉店 |
それではさっそく始めましょう!
「ストレート・エアー」と「オーリー・エアー」の違い
ストレート・エアー:大きな動作はなく、キッカーを滑り抜けます |
オーリー・エアー:アプローチスピードに合わせて、抜ける瞬間、オーリーをします |
前回紹介した「ストレートエアー」では、飛び出す瞬間、あえて大きな動作はせずに、「滑り抜ける」ようにキッカーを越えていきました。まずはキッカーに慣れることと、ワンメイクの一連の動作を体と感覚で覚えるためでしたね。
それに対して、今回の「オーリー・エアー」では、自ら「飛ぶ」意識を持って、リップを抜ける瞬間に「オーリー」の動作をします。オーリーをすることで、エアーに「高さ」が生まれるのはもちろん、オーリーにより飛び出す瞬間の「抜け」を自分でコントロールすることによって、空中に飛び出した後も、自分で体をコントロールできるようになります。
上の2つの連続写真を比べると一目瞭然ですが、オーリーエアーでは、アプローチスピードに合わせて、抜ける瞬間にしっかりとオーリーをしています。またそれにより、空中姿勢をコントロールできることから、安定感のある、とてもスタイリッシュなエアーになっていますね。
この空中でのボディーコントロールは、次のステップとなる「グラブエアー(ボードを左右どちらかの手で掴むこと)」や「スピンエアー」の基礎となります。しっかりとマスターすることで、その先のステップも上達が早くなることを覚えておきましょう!
では実際にやってみます。