「Ra-サーフ・アクロス・ザ・ボーダー・ストーリーズ」とは?
自然を愛する者達へ送るストーリー |
この作品は、日本では馴染みのないオーストラリアのこれからの活躍が楽しみな若い世代のホットなライディングから始まる。まだあどけなさが残る彼らは、今後間違いなくWQS(ワールドクオリファイシリーズ:世界のサーフィン団体の2次リーグ。この中で上位15人が次の年WCTに上がれる)から勝ち上がりWCT(ワールドチャンピオンシップツアー:WQSから勝ち上がった選手と、WCTの上位の選手、またはシード権をもつ選手間で争われる世界一のツアー)のスターになるのは時間の問題。皆、それぞれ小さい頃から波の豊かなホームポイントを持ち、サーフボードで遊んできた。ボー・アシェソンやルーク・ステッドマンらのその生い立ちや過ごし方がとても自然で、今のレベルに到達したのも思わず納得させられてしまう。
サンシャイン・ツアーという名の体験ツアー。身体に何らかの障害を持った人達とサーフィンを通して知り合う。脳性マヒ、片手足を切断、筋疾患を患い自立不能、下半身切断と聞いただけでも運動が出来る状態ではない人が果敢にサーフィンにチャレンジする。参加者達が「サーフィンは自然を感じられる素晴らしいスポーツである」と伝える。普通の生活をする我々が改めてその素晴らしさを認識させられる。人々の喜んだ顔を見ているととても幸せな気分になれる。