ここで注意したいのは、設定すべきなのは「上半身の向きと打球点」であり、その他のことは二の次だということである。
下半身の動き(腰の回転や重心移動)などは、「基本的にどうでもいいんです」という。
特に、初級者レベルの場合は、「いろんなことを言われすぎると混乱してしまい、肝心のポイントがおろそかになりかねません」という。

平岡監督2
身体の中心線を超えて逆サイドまで振り抜くのがツボ
「日本の場合、少し打てるようになると、バックスイングをとってバックステップをして全身を使って打つんだとか言われます。それも間違いではないんですけど、その打ち方ではストライクゾーンが狭く何本も連続して打つのは難しい。上半身の形さえできれば腕の力だけでも十分にパワーのあるボールは打てる、ということをまず理解してほしいんです」

この理想形ができたとして大事になるのは、身体の中心線を超えて逆サイドまでラケットを振り抜くことだという。
右利きの人ならば、左半身のほうまでラケットが振り抜けているかどうかということである。
これは「肩の可動域を広げる」という大きなポイントにかかわってくるのだが、それは別の機会に紹介するとして、今回はまず次の2点を設定のツボとして押さえておきたい。

[1]身体の正面で打球しているか(上半身と打球点との位置関係)
[2]身体の中心線を超えて逆サイドまでラケットを振り抜く

平岡監督3
初心者などはフリーハンドを卓球台について練習してもいい

初心者は台の横に立って練習する

初心者や小さな子供の場合、相手コートまでの距離が遠く感じるもの。
ボールを飛ばそうと、無駄な力がはいったり、余分な動きが出たりしてしまう。
そのため平岡監督が勧めるのは、卓球台の横に立ってボールを打つ練習法。
「台の横に立てば、当てるだけではいるという安心感があり、まったくの初心者や小さな子供でも無理なくできます」
形ができてきたら少しずつ離れていって、最終的に普通の位置に立って練習するようにするといい。

********関連サイト*********
<連載・平岡監督に学ぶ技術論>
第2回 フォアハンドの設定のツボ(2)

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