世界ランキングで検証
ただし、これは「感じ」という曖昧なものなので、具体的に数値化してみよう。団体戦のベンチ入りメンバーは5人。その目安となる世界ランキング上位5人について、宮崎監督の就任直後とアテネ五輪後で比較してみた。《就任直後=01年10月1日発表》
[1]偉関晴光26位 [2]田崎俊雄35位 [3]松下浩二36位 [4]遊澤亮68位 [5]渋谷浩92位(1人平均51・4位)
《アテネ五輪後=04年8月23日発表》
[1]松下浩二44位 [2]田崎俊雄60位 [3]偉関晴光61位 [4]加山兵伍81位 [5]遊澤亮98位(1人平均68・8位)
実に17位以上も下げている。帰化選手も偉関、加山の2人となり、ホープというような勢いのある新顔が出てきていない。
ちなみに、女子も同じことをしてみる(西村監督が就任を了承したのは01年10月半ばなので、比較する世界ランキングは1ヵ月後のもの)。
《就任直後=01年11月1日発表》
[1]高田佳枝22位 [2]小西杏25位 [3]羽佳純子35位 [4]梅村礼45位 [5]西飯由香52位(1人平均35・8位)
《アテネ五輪直後=04年8月23日発表》
[1]梅村礼15位 [2]福原愛21位 [3]藤沼亜衣29位 [4]平野早矢香47位 [5]小西杏53位(1人平均33・0位)
高田、羽佳という二枚看板の帰化選手が抜けたにもかかわらず、3位近く上げている。