高校2年生以下のジュニアの部は、男子が岸川聖也(仙台育英学園秀光中3年)、女子は福原愛(ミキハウスJSC)が制し、史上初めて、男女そろっての中学生チャンピオン誕生となった。
男子優勝 岸川聖也(仙台育英学園秀光中)

決勝の時吉佑一(東山高)との試合は、2セットを奪われてからひっくり返した。
「当たったら強い選手なので、慎重に1本ずつ考えてやりました。あきらめずに、何をすれば勝てるのかっていうのを考えてやったことが勝因だと思います」。なんとも心憎い中学生だ。
決勝 岸川 3(-10、-5、9、11、5)2 時吉
女子優勝 福原愛(ミキハウスJSC)

福原は現在、フォアハンドの「悪いクセ」を修正するため、「中国の小学生がやる練習」(武彦さん)に一から取り組んでいるところ。試合になるとフォームに乱れが出てしまうため、現段階で出場させるのを渋ったという。だが、「全部ストレートで勝つから」という娘の懇願に、「1回だと、まぐれで勝ったと思われるかもしれないから」と出場を認めた。
中学2年の福原は、計算上、5連覇まで可能。出場資格のある大会はすべて出たいというが、「お父さんがなんと言うか」。父との勝負に勝つのほうが難しい!?
決勝 福原 3(5、8、8)0 伊藤