日本卓球協会は1日、東京の岸記念体育会館で記者会見を開き、このほど完成した「マスコットキャラクター」を発表した。卓球のフレッシュなイメージづくりとファン層の拡大を目指し、日本代表のオフィシャルサプライヤーであるミズノに制作を依頼。卓球の三大必需品といえる「ボール」「ラケット」「卓球台」の3体に表情を加え、親しみのあるキャラクターに仕上がった。

このキャラクターは、卓球協会が商標登録し、製造や販売はミズノに委託する。販売される商品は、Tシャツ、タオル、ぬいぐるみ、キーホルダー、携帯ストラップなど。来年1月12日に開幕する全日本選手権大会(16日まで)の会場となる東京体育館で販売を開始する。その後は、主な大会の会場で販売するほか、日本卓球協会のホームページ、iモードコンテンツ「卓球ファンnet」(15日スタート)、ミズノのホームページでも注文を受け付ける。

定価はいまのところ調整中だが、会見に臨んだミズノの上治丈太郎常務取締役によれば、Tシャツは2000円~2500円、タオルなどの小物類は300円~1000円で検討しているといい、年間1億円の売り上げを見込む。

会見には、赤のTシャツを着た福原愛選手が、選手代表のモデルとして同席した。福原選手にモデルを依頼した理由について、木村興治専務理事は、「パリの世界選手権前に91位だった世界ランキングを飛躍的に上昇させ、今日(1日)発表のランキングでは38位に上がった。成長著しい彼女の勢いをこのキャラクターにも結びつけたい、という思いでお願いしました」と述べた。

キャラクターの印象を尋ねられた福原選手は「かわいい」といい、Tシャツの着心地は「汗を吸いとりやすいかな、という感じがします」と話した。

日本の競技団体が公式のキャラクターを作成するのは、日本陸上競技連盟に次いで2番目。サッカーくじ(toto)の売り上げが低迷しているのに加え、選手の肖像権がJOCの一括管理から選手本人に移行することが決まった。今後、競技団体の強化資金となる分配金が大幅にダウンするのは避けられない状況にある。各競技団体とも独自の財源を確保していく必要に迫られるなか、携帯用サイトといい、卓球協会が先見性のあるフットワークを発揮したことは評価したい。

なお、日本卓球協会は、マスコットキャラクターの「ニックネーム(愛称)」を一般公募している。募集の詳細は次ページ。

また、同時に発表のあった協会の「第2ロゴ」については3ページ目に掲載した。