卓球/卓球関連情報

夢は、卓球のトータルプランニング!! 22歳、「卓球会社」設立の挑戦(3ページ目)

卓球の「トータルプランニング」という夢を抱き、22歳の若者が「たっきゅん」という名の、まったく新しい「卓球会社」を立ち上げた。なお、「たっきゅんTシャツ」のプレゼント付き企画です。

執筆者:壁谷 卓

──「たっきゅん」という会社名は、どうやって決めたんですか。

「表向きは、『卓球に胸きゅん』で『たっきゅん』としてるんですけど、会社の名前を考えてたとき、松島さんの奥さんから『たっきゅんは?』と言われたんです。松島さんの奥さんがキムタクのファンで、キムタクが一部のファンから『たっきゅん』と呼ばれてたらしくて(笑)。ブランドも女性をターゲットに考えてたので、それいいですね、と」

そのブランド「ta9n」のデザインのひとつが右の写真。「卓球をファッションの一部にしたい」という彼は、今後、本格的にブランドとして広めていきたいという。ちなみに、All About Japanのユーザーのために、公式販売に先駆け、「たっきゅんTシャツ」をプレゼントしてもらえることになった。応募規定などは次ページ。

現在の収入は、インターネットの卓球ショップ「卓激屋」の売り上げと、ホームページ製作の仕事が中心。トータルプランニングやブランド展開でメシを食うのは、まだしばらく先のことになるかもしれないという。

「いまやっている仕事であれば個人でもできるんですけど、これからやろうとしていることの取引の信頼性を考えると、会社組織にする必要があると思ったんです」

合資会社という法人の設立には、「無限責任社員」と「有限責任社員」を置くことが義務づけられる。字面の通り、負債を抱えたとき、責任が無限にある社員と、責任に限度がある社員が最低1人ずつ必要になる。代表の彼はもちろん無限責任社員。会社の借金イコール自分の借金という立場だそうだ。

──失敗したら、身ぐるみ剥がれると。

「そうです(笑)」

──不安は?

「ちょっと前まではあったんですけど、いまはないですね。やりはじめたら、自分の中の雰囲気とか、全部いい方向に向かっている気がするんです。若さゆえですかね(笑)」

若さゆえ、なのかもしれない。しかし、22歳で「守り」に入ってやりたいことにチャレンジできないんだとしたら、人生はずいぶん味気ないものになってしまうような気がする。私もワクワクしながら見守りたい。
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