ストリングの種類
シンセティックストリング。価格帯は1500円~4000円と幅がある |
最も広く普及しているストリングで種類が多い。打球感、耐久性も様々で、価格帯も1500円~4000円と幅がある。
ナチュラルストリング。5000円~8000円程度の価格帯が多く高価 |
柔らかい中にも、しっかりとした腰のある打球感が売りの最高級ストリング。5000円~8000円程度の価格帯が多く高価。濡れると編まれた繊維がほどけてしまうが難点。プロ選手が使うストリングというイメージがあるが、あくまで選択肢の一つ。初心者も金額的に許すならば、ぜひ試してほしい。
ポリエスティルストリング。2000円~3000円程度と比較的安価 |
プロが使い出したことで近年一気に広がった。耐久性が抜群に高い割には2000円~3000円程度と比較的安価であり、ハードヒットする学生などに好まれている。ただし打球感が硬く、腕にかかる負担は大きめというのが一般的な認識。最近では、打球感が柔らかく腕への負担の少ないタイプも出てきている。初級者が選ぶならば、腕に負担の少ないタイプを選んでほしい。
ストリングの構造
芯がマルチ(複数)なので、マルチフィラメント |
細い糸を束ねた構造のストリングが、マルチフィラメント。弾力性に優れるため打球感が柔らかく、インパクトでボールを包み込む感じが得られる。
芯がモノ(1つ)なので、モノフィラメント |
真ん中に太い糸を芯として使い、周りに細い糸を巻きつけた構造のストリングがモノフィラメント。芯があるので耐久性が高く、しっかりとしているため、飛びが良いのが特徴。もっとボールを飛ばしたいという方にオススメ。
モノフィラメントはスピードを求めるハードヒッター向き、マルチフィラメントはタッチを重視するコントロールプレーヤー向きと大まかに理解しておいてください。コントロールが安定するまでは、マルチフィラメントをオススメします。ただし、「打球感がモノフィラメントの方が好きだ」という場合は例外です。
ストリングの太さ
ストリングは太ければ切れにくい、細ければ切れやすいというは想像がつくかと思います。打球感もそれぞれ変わります。個人的には、太いストリングを使うと打球時にぼやけたものを感じることがあるので細いほうが好き。「すぐにストリングが切れて仕方がない」「このストリングでないと駄目」以外は、前ページ同様に1.30、またはそれより細いものをオススメします。
3カ月に1回はガットを張り替え、感覚を合わせる
ストリングは、フィーリングのいいものが結局はオススメ |
いろいろなストリングに挑戦して絞り込むのが、遠回りのように見えて実は最短ルートなんです。
<関連リンク>
テニス初心者のための道具の選び方(ラケット)
テニス初心者のための道具の選び方第3回(ボール)
<写真提供>
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(順不同)