テニスが上達しなくて悩んでいる人、多くいます。たとえばラリーが続かない人と、いつまでもボールが途切れない上級者との違いは、どこにあるのでしょうか? 答えは「打ち方」ではありません。今回は「フォーム」に絞って、その理由を探ってみましょう。

テニスが上達しない理由は、どこにある?

テニスフォーム
様々な状況に適応できる練習を初心者のうちから心がけるのが上達のコツ
テニスを長く続けていても、なかなか上達しない人がいます。「簡単なラリーなのに続かない……」「試合になると、途端に打てなくなる……」といったケースが、非常に多く見受けられます。「自分は運動神経が悪い」と思い込んで、上達をあきらめてしまう人もいます。

しかし、ほとんどの場合、運動神経の問題ではありません。意識する方向性を誤ると、いつまでたっても上達しないのがテニスなのです。逆に言えば、意識の方向性を正しく変えるだけで、テニスはどんどん上達するのです。

よく「フォームを固める」と言われます。きちんと「1、2、3」のリズムで毎回打つことが大切だと指導されます。ただ、このやり方を続けているうちは、いつまでたっても上達はかなわないでしょう。

なぜなら、テニスはイレギュラー、つまり不規則なリズムの連続だからです。ハーフバウンドやイレギュラーバウンドになったら、規則正しい「1、2、3」では対応できません。予想以上にボールが伸びてこなかったり、逆に伸びてきたら打てなくなります。毎回「1、2、3」のリズムで打とうとすると無理が生じて、ミスを重ねます。それほど毎回打つシチュエーションは異なるということです。

「フォームは、こうでなければならない!」という固定観念が自由な発想と運動を妨げ、上達するチャンスを遠ざけてしまいます。これこそが、テニスが難しいとあなたが感じる、本当の理由なのです。

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