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2006年男子テニスは「フェデラーVS追随組」(2ページ目)

フェデラーの強さだけが際立った2005年。今年も間違いなくフェデラーが中心に回るだろうが、注目の選手にもスポットを当て、今年の男子ツアー界を占ってみたい。

執筆者:伊藤 一幸

注目する期待の新鋭は2人

1人はガエル・モンフィス(04年159位→05年31位)。ジュニア時代にタイトルを総なめにし、鳴り物入りでシニア界にデビュー。ここ一番でのプレーは見事で、彼のその潜在能力の高さを見せ付けていた。シニア界のパワー、スピードにも1年で慣れたという彼の活躍を大いに期待したい。

もしかしたら、早々にその実力を開花させモンフィルが男子ツアーの台風の目になる可能性は大いにある。次世代のテニス界の担う選手であることは間違いない。

二人目はアンディ・マレー(04年514位→05年65位)。イギリスが育てた18歳のファイターだ。この1年で実に450位をも順位を上げた脅威の新鋭でもある。

イギリスの選手としは珍しく感情を表に出し、時にガッツポーズを作りながら自ら奮起させ、自分で自分を盛り上げ試合を進めていくタイプである。彼の大きな武器はサーブ。しかし、ストロークの配球術にも長けていて、コートをいっぱいに使い相手を追い込みポイントを奪う戦い方はとても18歳とは思えない。末恐ろしい存在である。

今年は勢いのあるこの二人の活躍から目が離せない。

今年の予想

今年1年は

王者フェデラー VS (上位選手 + 新鋭選手)

という構図になるのではないか。

フェデラーについて言及すれば、ウインブルドン4連覇を達成することができるのか。そして、4大大会のタイトルを幾つ奪うことができるのか、どれだけ高い勝率でツアーを終えることができるのか。彼に関しては「記録」が気になるところ。

そして、誰がそのフェデラーに土をつけるのかが興味をひくところでもある。
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