ゴルフ/ゴルフクラブ・用品の選び方

フィット感重視のゴルフグローブ選びとは?

素材や機能性だけでなくゴルファーの感覚や嗜好、手の形などによって、それぞれに合ったゴルフグローブを選択するのが、これからのグローブ選び。新しいコンセプトを持った2モデルを紹介します。

児山 和弘

執筆者:児山 和弘

ゴルフガイド

グローブも自分に合うモデルで

指の長さに応じて、3タイプが用意されたキャスコ「THE SAIZ」
データ計測やリシャフトが盛んになったことで、ゴルフクラブのフィッティングは、かなり定着してきました。自分に合った道具を使うというのは、ゴルフではとても大切です。クラブだけでなく、ボールやグローブなどにも自分に合ったものを選択したいもの。

とはいえ、ボールはともかく、グローブ選びにはクラブほどのこだわりを持つゴルファーは少ないかもしれません。ずいぶん長い期間、ゴルフグローブは天然皮革と合成皮革の違い以外に、目だったラインナップがなかったためです。

ちなみに、天然皮革は薄く柔らかいため伸縮性が高く、非常に手に馴染みます。吸湿性・放湿性に優れているので、ムレにくいのが特徴。天然ならではの感触や風合いを好むゴルファーも多く、プロ・上級者の愛用も多いです。

合成皮革は汚れやカビなどに強く、素材が部位によって均等であること、また天然皮革に比べると安価な事が特徴です。数年ほど前から、伸縮素材を部分的に用いて機能性を高めたモデルもあり、人気を集めています。

現在はさらに進んでいて、各グローブメーカーともよりゴルファーにフィットするべく、様々な機能を持たせた製品をラインナップしています。機能性が向上しているのはもちろんですが、それぞれのゴルファーに合うものが選択できるというのが、最新ゴルフグローブの特徴です。

こうした分野に、いち早く取り組んでいたのが四国のゴルフメーカー、キャスコ。新モデルの「THE SAIZ」(ザ サイズ)では、ゴルファーのそれぞれの指の長さにマッチしたグローブをラインナップしています。

キャスコによれば、ゴルファーの指の長さは、キャデット(短め)、レギュラー、ロングの3種類に分類されるのだとか。それぞれのゴルファーの構成はキャデット29%、レギュラー47%、ロング24%。指の長さがぴったりで、指の間接部と同じようにグローブにも皺が入るのが、ジャストフィットするグローブです。あまり知られていませんが、グローブのサイズは手のひらの周りの長さで、指の長さは考慮されていません。しっかりと指がフィットしたものを選ぶほうが、プレーに良い影響を与えるのは、もちろんです。

>>次は、フィット感で選択するグローブ>>
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