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クラブは感性工学の時代へ!新V-iQ(2ページ目)

4代目を数えるブリヂストンの人気クラブ「TOURSTAGE V-iQ」! 感性工学デザインという、これまでのゴルフクラブにないコンセプトで臨んだ意欲作を紹介します。

児山 和弘

執筆者:児山 和弘

ゴルフガイド

感性工学デザインとは?

ドライバー、FW、ユーティリティー、アイアンにパターまでのフルラインナップ
ドライバーの性能アップには、ゴルフルールによって様々な規制がかかるようになりました。簡単におさらいすると、高反発クラブの禁止(SLEルール)、ヘッド体積460cc以下、クラブ長48インチ以下、ヘッドの慣性モーメント 5900g/cm2以下など。これにより、高反発による飛距離アップやオフセンターヒットの許容範囲を大きくする事も理論上限界があることになります。こうしたルール規制時代に、どのようなドライバーを生み出し、その性能アップを訴求するのかが、現代のゴルフメーカーのテーマといえるでしょう。

今回紹介するブリヂストン「TOURSTAGE V-iQ」は、ゴルファーの感性に訴えかけるデザインで結果を良くするという発想で、「感性工学デザイン」を取り入れています。感性工学とは、人間の感性をデザインに活かし性能向上を求めるテクノロジー。ゴルファーの感情や心理に作用して、良い結果に導くというものです。この発想は、これまでのような反発係数を高めて飛距離アップを目指したり、慣性モーメントを大きくしてミスショットの度合いを少なくするといった性能向上をうたったり、弾道調整機能のような物理的な機能を備えたりするのとは、全く異なります。

例えば、構えたときに目に入ってくるクラブの「顔」や打ったときの音、打ったときの感触などで、プレーへの影響が決して小さくないことは、多くのゴルファーが経験しているものです。それまで、漠然ととらえられていたこうしたゴルファーの感覚に関係する性能面にフォーカスしたのが、「感性工学デザイン」というわけです。

ゴルファーの感情や心理に作用といっても、例えば数値で示すような、はっきりとわかるような成果を出すのが難しいものです。どのようなデザインが、ゴルファーの心理に作用するのか? そもそもそこを検証する必要があります。

「V-iQ」の開発チームは、実際におびただしい数のデザインスケッチから、いくつものプロトタイプクラブを製作し、実際に一般ゴルファーへの試打を繰り返し、ヒアリングを行うという作業の繰り返しによってそのデザインを決定したといいます。当初、デザインやコンセプトに対して、慎重な声もゼロではなかったということですが、こうしたサンプルテストでの目に見える成果に最終的には誰もが納得したとか。そのデザイン、「ターゲットアイ」を実際に見てみましょう。

>>新しい「V-iQ」のターゲットアイとは?>>
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