ゴルフ/ゴルフ関連情報

石川遼、夢のマスターズで通用するか?(2ページ目)

石川遼プロが、17歳にしてゴルフの祭典マスターズトーナメントに招待されることが決まりました。夢の舞台で、遼くんが活躍できるか、過去の日本人選手の活躍から検証します。

児山 和弘

執筆者:児山 和弘

ゴルフガイド

マスターズの出場資格

優勝者にはクラブハウスをかたどったトロフィーが
石川プロはどのような資格で出場を決めたのでしょうか? マスターズの出場資格には主に以下のようなものがあります。

・ マスターズ歴代優勝者
・ 前年のマスターズ16位以内
・ 過去一年間のPGAトーナメント優勝者
・ PGA賞金ランキング30位以内
・ 世界ランキング50位以内
・ 過去5年間の他のメジャー競技優勝者(全米オープンなど)
・ 前年の他のメジャー競技上位入賞者
・ 過去2年間のザ・プレーヤーズ選手権優勝者
・ 前年全米アマ優勝者および2位

出場資格は、これまでも変更を繰り返してきました。世界ランキングを重視する方向性を打ち出してからは、出場資格の世界ランク50位以内というのが世界中のプロゴルファーの目標になったといえます。ポイント制である世界ランキングは、アメリカのPGAツアー以外でも対象となるトーナメントであれば、その規模や権威などによって定められたポイントを獲得できます。ほとんどのスケジュールを日本国内のトーナメントに費やしても、年間に複数回の優勝をするなどしてポイントを重ねれば、日本ツアーの選手でも世界ランキング50位以内に入り、マスターズへの出場資格を得ることができます。

ちなみにマスターズは、そもそもその発祥が“球聖”ボビー・ジョーンズとクリフォード・ロバーツによって開催されたインビテーション(=招待)トーナメント。これらの出場資格は、本来「招待資格」と呼ぶべきかもしれません。資格を得た選手は例年1月頃に、マスターズ委員会から招待状が送られます。

様々に定められた招待資格とは別に実績などを考慮して、主にインターナショナルプレーヤーが招待されるマスターズ委員会によって決められる特別招待枠があります。今回、石川プロはこの特別招待枠での出場。17歳にして、プロトーナメントに既に2勝。世界ランキングも60位にまで上がってきた実績と話題性を評価されたよう。日本では2007年に谷原秀人プロが、日本の賞金ランキング2位、全英オープン5位などの実績で特別招待枠で出場しています。

>>次は、過去の日本人選手について>>
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 5
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます