マスターズの出場資格
優勝者にはクラブハウスをかたどったトロフィーが |
・ マスターズ歴代優勝者
・ 前年のマスターズ16位以内
・ 過去一年間のPGAトーナメント優勝者
・ PGA賞金ランキング30位以内
・ 世界ランキング50位以内
・ 過去5年間の他のメジャー競技優勝者(全米オープンなど)
・ 前年の他のメジャー競技上位入賞者
・ 過去2年間のザ・プレーヤーズ選手権優勝者
・ 前年全米アマ優勝者および2位
出場資格は、これまでも変更を繰り返してきました。世界ランキングを重視する方向性を打ち出してからは、出場資格の世界ランク50位以内というのが世界中のプロゴルファーの目標になったといえます。ポイント制である世界ランキングは、アメリカのPGAツアー以外でも対象となるトーナメントであれば、その規模や権威などによって定められたポイントを獲得できます。ほとんどのスケジュールを日本国内のトーナメントに費やしても、年間に複数回の優勝をするなどしてポイントを重ねれば、日本ツアーの選手でも世界ランキング50位以内に入り、マスターズへの出場資格を得ることができます。
ちなみにマスターズは、そもそもその発祥が“球聖”ボビー・ジョーンズとクリフォード・ロバーツによって開催されたインビテーション(=招待)トーナメント。これらの出場資格は、本来「招待資格」と呼ぶべきかもしれません。資格を得た選手は例年1月頃に、マスターズ委員会から招待状が送られます。
様々に定められた招待資格とは別に実績などを考慮して、主にインターナショナルプレーヤーが招待されるマスターズ委員会によって決められる特別招待枠があります。今回、石川プロはこの特別招待枠での出場。17歳にして、プロトーナメントに既に2勝。世界ランキングも60位にまで上がってきた実績と話題性を評価されたよう。日本では2007年に谷原秀人プロが、日本の賞金ランキング2位、全英オープン5位などの実績で特別招待枠で出場しています。