6本セット販売の要因とは?
9本や10本といったまとまった形で販売されていたアイアンセットが、6本セットで販売されるようになったのなぜでしょう? それには以下の3つの要因が考えられます。1. ショートウッド・ユーティリティクラブの一般化
2. アイアンのストロングロフト化
3. ウェッジのバリエーションの増加
ひとつひとつ考えていきましょう。
ショートウッド・ユーティリティクラブの一般化
最近では最初からユーティリティが付属しているモデルも(写真は「NIKE IGNITE HYBRIDアイアン」) |
ウッドでもないアイアンでもない新しい中間の形状として生まれたユーティリティクラブも広く認知され、当初は色物扱いされていたアメリカでも、現在はハイブリッドクラブと呼ばれレベルを問わずゴルファーに支持されています。ショートウッドもユーティリティもスイートエリアが比較的広く、やさしく打てるのが特徴です。
「人気のショートウッド・ユーティリティとは?」でも紹介しましたが、そもそもこうしたクラブはロングアイアンが他のクラブに比べて扱いが難しく、ロングアイアンの距離を簡単に打てないかという発想から生まれています。
つまりロングアイアンの距離を打つためにショートウッドやユーティリティをセッティングするなら、アイアンには最初から3番、4番アイアンは抜いてあるほうが都合が良くなります。