バラモン兄弟、そのルーツを探る
――そこで諦めちゃうと普通のインタビューのままで終わってしまうので、二人の良さを引き出すためにも、もう少し我慢して続けてもらってもいいですか?ケイ:まあ、いいけど。
――例えば、ブログなんか見てても、危険な程に恐ろしいことを書き綴っていますよね。ああいった二人の感性はどこからきているんですか?
シュウ:あれは、普通にいつも話すことを書いてるだけ。
――それがバラモン兄弟の基になっている?
ケイ:例えば、漫画で言えば、最初に手塚治を手にした子供っていうのは素直に育つんだけど、それが水木しげるだったら、曲がっていく。怪獣映画で言えば、最初にゴジラだったらいいけど、それがガメラや大魔神だったら、やっぱり同じ様に曲がっていく。
シュウ:“東宝”よりも、“大映”みたいな。
ケイ:俺らの周囲にはそういう奴らが多いのよ。
――なんか無茶苦茶ですが、要は観る順番を間違えた、と?
シュウ:順番なのか?タイミング?結局、どっちが好きかっていう問題だな。
――ちなみに、出身はどこでしたっけ?
ケイ:神奈川・・・。
――普通に関東圏じゃないですか~。仲間内も神奈川?え、神奈川のどこですか?
シュウ:(急に敬語になって)保土ヶ谷です。
――バラモン兄弟は保土ヶ谷から誕生した!?
シュウ:確かテレビ東京で夏になると『妖怪大戦争』とか、やってたんだよ。
ケイ:昼の時間とか、普通の子供は塾で見れなかった時間帯じゃない?俺らは塾なんて行ってないから。
――ちなみに、お二人は不良っていう感じでもないですよね?
シュウ:でも、中学の時は生徒会長だから。
ケイ:なのに、こいつ、生徒会室燃やそうとしたからね。
シュウ:藁半紙に火がついて・・・。
――何やってたんですか!?
ケイ:後は、野球拳とかやって、女の子の前で脱いでたしね。
シュウ:環境美化委員のヤマちゃんが友達だったんだけど、ヤツの影響はデカイ。
ケイ:ヤマちゃんは、シュウが「木村カエラが好きだ」って言うと、シュウに嫉妬するんだよ。
シュウ:ちなみにヤマちゃんは、最近、YouTubeでマイケル・ジャクソンのスリラー見て、「シュウ、マイケル・ジャクソンのスリラーは凄いぞ。これは絶対売れる」って言ってた。
ケイ:もう売れてるっつ~の!
――そのヤマちゃんは、今のマスクマンの誰々だったっていう落ちじゃないんですか?
シュウ:いや、全然違う。一般人。○○○で働いてるよ。
――でも、ガメラとヤマちゃんじゃ、バラモン兄弟まで辿り着きませんよ。
シュウ:ヤマちゃんの方に針が振り切っちゃったなぁ。