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続・崩壊するインタビュー バラモン兄弟編(3ページ目)

前号お届けした「崩壊するインタビュー」には続きがあった。本来ならカットされるべき部位にも、バラモン兄弟ならではの危うさ、面白さが詰まっている。敢えて掲載する続編とは?

執筆者:川頭 広卓

恐るべきファーザーの正体!予期せぬカミングアウト

ケイ:後、親父の存在はデカイ。たまにブログでもファーザーって書くけど、アイツは凄い!

シュウ:酔っ払って「車にひかれた」って帰ってきたから、「もう寝ろよ」って言って、寝かして着替えさせて、着替えをハンガーに掛けたら、親父の背中に真っ直ぐタイヤの跡がついてた(笑)

ケイ:「本当にひかれてるよ!」、みたいな。

シュウ:自称、家庭内ホームレス。

ケイ:昔はコピーライターとして働いてたみたいで、篠山紀信とか、北島三郎とかと働いてたっていう噂だよ。

――じゃあ今は在宅で仕事しているのですか?

ケイ:墓掃除してる。

シュウ:この前、熱中症で倒れて墓の角で頭打って、血を流して気絶していたところを檀家の人に発見されたんだけど、これ、発見されなかったら死んでるからね。

ケイ:まあ、そのまま焼き場に持っていくこともできたんだけど。

――お父さんは、会場に応援にきたりしないですか?

ケイ:前にみちのくで、俺らが髪切りマッチやっただろ?

シュウ:あの時、俺らが負けたら「サスケを殺す」って、通販で包丁買って、磨いで、後楽園にきたよ。

――ちょっと度を超えていますが・・・。

ケイ:俺らがリング上で坊主にされている姿を見て、連れの人が泣き出しちゃったみたいで、その人を見てたら、(サスケを)刺す暇がなくなっちゃったって言ってた。

――怪しいなぁ、どこまで本当なんですか?というか、本当にバラモン兄弟まで辿り着くのかな?

シュウ:もう近いよ。

――バラモン以前に、恐怖の入り口にもこないじゃないですか?

ケイ:水木しげるとガメラで、もう十分辿り着いてるじゃない?

――今までの話から、バラモンに辿り着くのは難しいですよ・・・。

シュウ:頑張って辿り着けよ!

ケイ:昔、俺の目の前でコイツが万引きして、私服の警官に捕まったんだけど、その時に盗もうとした本が、佐川一政の『殺したい奴ら(―多重人格者からのメッセージ)』。

――万引きはダメでしょう!って、その話も本当なんですか???

シュウ:どう考えても時効だろ?

――いや、そういう問題じゃなくて。

ケイ:ちなみに、佐川一政は、パリ人肉事件のね。

シュウ:ああ、これでバラモンに繋がったな!

――それ、危険過ぎますよ!あ、でも、危険という意味では、バラモン兄弟のルーツくらいにはなっているのかな?危険の種別が全然違いますが・・・。

シュウ:俺ら、マーダーケースブックとかさ、買ったもん。中学高校くらいに流行っただろ?


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