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語り継ぐべきUの功績@TK式格闘学会

高阪剛と和田良覚。歴戦の戦友が語り合った1時間。その話しは多岐に渡った。彼らの闘い、功績はいつまで語り継がなければならない。TK式格闘学会レポート

執筆者:川頭 広卓

歴戦の戦友、大いに語る/『TK式格闘学会』レポート

高阪剛と和田良覚、歴戦の戦友が語り合った1時間。その話しは多岐に及んだ
10月14日(日)、港区赤坂にある高阪剛オフィシャルジム『ALLIANCE-SQUARE』では、『TK式格闘学会』と題したセミナーが行われた。

『TK式格闘学会』とは、リングス、PRIDEのリングで活躍、2006年5月のマーク・ハント戦を持って現役生活にピリオドを打った“世界のTK”高阪が、ファンや競技者を対象に、観る目を養い、もう一歩踏み込んだ格闘技との接し方を実現してもらう為のセミナー。毎月テーマを決めては、大勢の受講者を集めて行われている。

そのテーマは、格闘技の深層技術を究明した「つなぎ・キワの技術」に始まり、「カウンター」、「連続技」、「グラウンド」と多岐に渡る。もちろん、これらの内容は純粋な格闘技の技術で、プロレスとは異なるので、ここでは割愛するが、この日は、プロレスから格闘技に至るまで、様々なリングで活躍する和田良覚レフェリーをゲストに、選手が持つ驚異的な身体能力や、そのトレーニング理論を解説した。

和田レフェリーは、UWFインターナショナルのインストラクターとして業界に携わり、同団体崩壊後は、キングダムを経てリングスへと移籍。レフェリーのみならず、トレーナーとしても名高く、ウェイトやコンディショントレーニングを中心に現在も数多くのプロ選手を指導。かつては、総合格闘技DEEPのリングで試合もしている、高阪曰く“世界最強のレフェリー”だ。

高阪とはリングス時代からの戦友で、現役時代は、高阪自身のトレーナーも務めていた。高阪が「本当に信頼していなければ、自分の身体を預けるなんてことはできない」と話す程、固い絆で結ばれた二人のセミナーでは、いわゆる“U”系レジェンド達のエピソードなんかも飛び出した。
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