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資産100億! ESPN放映のBELLATOR旗揚(2)(2ページ目)

全米最大のスポーツTV局ESPNが史上初めてMMAを放映する資産100億円の新団体「BELLATOR」。打倒UFCに燃える副社長Cサンフォード氏の壮大なヴィジョンを日本初公開。

執筆者:井田 英登

ESPNとの交渉がようやく実る

----確かに盤石な経営基盤が伺えますが、逆に我々としては旗揚げ前の一回もイベントを開いたことのない会社が、ESPNとの契約を勝ち取ったことに驚きを覚えるんですが。

クリス:「BELLATORのCEOビヨン・レブニーBjorn Rebneyは、長年ボクシング界で活躍してきたマネージャーで、古くはNFLの49er’sのマーケティング担当をつとめたりもしていて、非常にスポーツ業界のマーケティングに長けた人です。彼が非常に有名になったのは、オスカー・デ・ラ・ホーヤとシュガー・レイ・レナードのマネージャーとしてなんですが、デ・ラ・ホーヤがバルセロナ・オリンピックで金メダルを取って、プロで“ゴールデン・ボーイ”として売り出すまでのお膳立てを全部やったのが彼だったんですね。

で、次にシュガー・レイと組んだときに、彼はESPNで毎週金曜日に『フライデイ・ファイト・ナイト』というボクシングの番組をプロデュースするようになったんです。ESPNとの関係はそれ以来太いパイプができていたんですが、彼はUFCを初めて見て以来、このスポーツは必ずメジャーになるという確信を抱いていたと言います。そのためのビジネススキームを練り上げ、それから3年間にわたってESPNとの交渉をずっと続けてきて、ようやくそれが実ったというわけです。実際UFCをはじめとしてEliteXC、Strike Forceその他の団体も総て一回はESPNでの放映を交渉したといいますが、ビヨンがESPN上層部と長年築いてきた信頼関係が勝ったということになります」

資産100億! ESPN放映のBELLATOR旗揚(3)に続く
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