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衝撃インタビュウ:三島☆ド根性ノ助、五味再戦要求 「彼奴だけはシバいたる!」(4ページ目)

昨年12月の修斗ウェルター王座戦での敗戦を期に、修斗離脱を公言していた三島が、U-style参戦を前にまさかの五味再挑戦をぶち上げた。その赤裸々な心境を緊急インタビュウでお届けしよう。

執筆者:井田 英登

このあと、話はU-style参戦へと移って、本来のインタビュウの内容に戻っていった。そちらの内容に関してはDEEPの公式サイトに、掲載される記事の方を読んでいただきたい。

とはいうものの、三島の逆襲は彼の熱意とは裏腹に、そう簡単に実現するものとは思えない。まず五味という選手の性格を考えると、修斗という競技の階梯を上がってこない選手の挑戦を安易に受けるとは思えないことが理由として挙げられるだろう。確かに、三島が主戦場とするDEEPのリングには須田のように修斗現役チャンピオンが上がることもある中立の舞台ではある。しかし、“競技至上主義”を標榜する五味がのこのこと三島との再戦のために、外部のリングに登場するとも考えがたい。それをやってしまったら、これまで五味が自分で主張してきた価値観が、根本から崩れてしまうからだ。

確かに、五味は修斗以外にもコンテンダーズやコンバットレスリングなど、組技系のリングには比較的容易にあがる傾向はある。しかし、仮に三島がそのリングに出張っていっても、一回修斗のリングで決定的な勝利を奪っている三島の挑戦に応じるとは考えがたい。いかに違う競技のリングの上であれ、五味の中であくまで三島やルミナは一回徹底的に叩き潰して「終わった相手」なのである。

第三の可能性としては、今春五味の参戦が取りざたされて話題になったK-1を舞台に、という選択肢も無くもない。ただ、これも実際問題として総合系の選手同士の立ち技勝負が、興行的にも競技敵にも無意味であることから、実現は難しいだろう。

唯一考えられる可能性は、ズバリ海外だ。
五味が今、海外のUFCやWFA参戦に対して積極的な興味を持っているのは有名だ。そのマットに三島が同じチャレンジャーとして登場するとするならば、世界クラスの実力者である二人のこといずれマッチメイクされることは間違えない。海外で日本人同士の対決にどれだけの訴求力があるかは未知数だし、初戦での対決は無理としても、二人が二人してトップコンテンダーになれば、人種も国籍も意味はない。むしろ日本人同士のタイトルマッチという特殊なシチュエーションが、彼等の商品価値を大きくするかもしれない。

だが果たして、基本的に攻撃性の薄い三島が、そこまでの執念を持ち続けられるだろうか。なにしろ今回のリベンジ話にはあまりにも障害が多い。一度は五味の繰り出す言葉の精神戦に敗れ去った三島のことである。U-style参戦という華やかな話題もある中で、現在の強いモチベーションをキープして、五味を憎み続けられるかどうか? それがこのリベンジマッチ実現の最大の分岐点になる気がする。
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