プロ野球選手はいったいどんな趣味を持っているのか? 選手名鑑をもとに、日本プロ野球所属の800名超の選手が自己申告した趣味を集計した。
はじめに
プロ野球観戦のお供には「選手名鑑」がつきものだ。選手データを確認する・知らない選手の名前を調べるなどとともに、ゲームではわからない選手の横顔を知ることができる。「選手の趣味」はおそらくその一つだろう。
そこで、選手名鑑に記載されている「趣味」の項目を集計してみた。かつて荒くれ男どもが集っていたころのプロ野球界ならば「飲む・打つ・買う」が趣味の王道かと思われるが、果たして最近はどうなのだろうか。
さて、集計には『週刊ベースボール』の2007年プロ野球全選手写真名鑑号を用いた。同誌に掲載されている現役選手816名(育成選手枠23名を含む)の「趣味」を重複回答込みでカウントした。
プロ野球選手の趣味ベスト10
では早速、プロ野球選手が回答した趣味のベスト10を見ていこう。
| 【総合 ベスト10】 1位 音楽鑑賞 157人 2位 映画鑑賞(DVD・ビデオ鑑賞含む) 96人 3位 釣り 73人 4位 ゴルフ 69人 5位 買い物(ショッピング) 67人 6位 ドライブ 41人 7位 読書 36人 8位 スポーツ観戦 35人 9位 ゲーム(TVゲーム) 23人 10位 カラオケ 19人 |
結果を見ると、上位は案外ありきたりだ。1位・2位の音楽鑑賞・映画鑑賞などは、「プロ野球選手ならでは」とは言えない印象だ。しかし、「釣り」は特徴的かもしれない。スポーツとしては、4位のゴルフを抑えての堂々の3位だ。
9位の「ゲーム」は時代を反映している。最近では春期キャンプなどでゲーム機を持参する選手も多い。以前はキャンプ生活と言えばそれこそ「飲む・打つ・買う」的な生活、すなわち練習が終われば夜の街に繰り出す・もしくは麻雀や競馬などにいそしむという過ごし方が典型的な「野球選手」の姿だったのだが。
8位に食い込んだ「スポーツ観戦」だが、やはり野球選手もアスリートである。上記集計は漠然と「スポーツ観戦」と記されたものに「サッカー観戦」「格闘技観戦」などを含んだものだが、この他にも「アメフト観戦」「高校野球観戦」などの回答があった。
では次に、スポーツだけに絞り込んだベスト10を紹介しよう。
【野球選手の好きなスポーツは?】→






