プロ野球/プロ野球 関連コラム

プロ野球の時短は進んでいるか(前編)(2ページ目)

プロ野球の長時間ゲーム化対策として、今シーズンから「イニング間隔」と「投手交代時間」の数値目標が導入された。プロ野球のスピードアップを検証する。

執筆者:コモエスタ 坂本

今シーズンの数値目標


今年1月、プロ野球監督会議で、試合のスピードアップに向けた数値目標事項を設けることが合意された。内容は以下の2点である。

・攻守交代は2分15秒以内
・投手交代は2分45秒以内

まず、プロ野球側が試合のスピードアップが必要であると認識した点、また数値目標を設定したことは評価したい。そしてこの数字だが、攻守交代に関しては比較的よく守られているように見える。

メディア側としても、攻守交代時間が規定されることは歓迎の筈だ。イニング終了~2分間のCM~次のイニング開始、という流れがうまく形成されるからだ。例えばアメフトNFLの中継では、コマーシャルタイムアウト時に、中継カメラに布が被せられるなどの工夫がある。審判はそれを見計らって試合を再開するのだ。

一方の投手交代だが、意識づけは進んでいるようだが、必ずしも時間遵守されていないように見受けられる。リリーフピッチャーの肩が作れていないときなど、明らかに時間の引き延ばしを計るような光景が相変わらず見られるからだ。

時短は達成されたのか?


では果たして、この数値目標によって試合時間の「時短」は達成されたのだろうか。その検証は後編に続く。

『プロ野球の時短は進んでいるか』(後編)に続く→

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日本プロ野球の長時間ゲーム化の実態を検証する
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