おまけ-2004年予想を検証する
■去年の予想と最終成績2004年予想順位 | 2004年最終成績 |
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1位 中日ドラゴンズ | 1位 中日ドラゴンズ(79-56-3) |
2位 ヤクルトスワローズ | 2位 ヤクルトスワローズ(72-64-2) |
3位 阪神タイガース | 3位 読売ジャイアンツ(71-64-3) |
4位 読売ジャイアンツ | 4位 阪神タイガース(66-70-2) |
5位 横浜ベイスターズ | 5位 広島東洋カープ(60-77-1) |
6位 広島東洋カープ | 6位 横浜ベイスターズ(59-76-3) |
まずは1位的中の中日。振り返ってみれば、投手陣も厚いとは言い切れない。エース川上はよく働いたが、それに続くのが大ベテランの山本昌と横浜から移籍したドミンゴだった。中継ぎ・抑えもコマが完璧とは言えず、また打線に及んでは言うまでもない。それを補ったのが、1・2番の荒木・井端の攻守に及ぶ成長かもしれないが、それ以上にやはり落合采配が光った。落合監督の一つの大きな特色が、選手起用だ。1シーズンは25人程度のコマでは戦い切れない。多くの選手に出場機会を与え、「いいとこ取り」をする戦略が見事にツボにはまったと言えるだろう。
2位もヤクルトで的中。シーズンの総得失点を考えると、どうしてこの成績で2位なのだろうかと思える数字なのだが、結果論的には終盤の競り合いに強かったということだろう。例年、投手陣は中継ぎより後ろに重点を置いているのが功を奏した格好だ。
3位・4位は巨人・阪神と予想と入れ替わった。前年優勝の阪神と大型打線の巨人を本命・対抗に推す声が多かったが、主に監督の采配やチームのまとまりのなさ、安定しない投手陣を見切ったと言うことができるかもしれない。チーム力的にはセ・リーグの1~4位は差があまりなかったが、微妙なモチベーションや選手起用で結果が違ってしまうものだ。
5位・6位も広島・横浜とこれも入れ替わり。横浜の若い力が選手層薄く例年終盤失速する広島よりも上回るかと思ったが、広島は『赤ゴジラ』嶋の台頭など、意外と(?)健闘したように思える。
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