22日から開催の日本シリーズ。31年ぶりパ・リーグ優勝のロッテと、2年ぶりセ・リーグ優勝の阪神が対決するシリーズを展望する。

本シリーズは全てナイトゲームで開催され、延長は15回までである。千葉マリンの試合ではDH制で、甲子園球場では投手が打席に入る。また今回は、バレンタイン・岡田両監督の合意により、予告先発が採用された。

日本シリーズ日程

10/22(土) 千葉マリン 18:15試合開始
10/23(日) 千葉マリン 18:15試合開始
10/25(火) 甲子園球場 18:15試合開始
10/26(水) 甲子園球場 18:15試合開始
10/27(木) 甲子園球場 18:15試合開始
10/29(土) 千葉マリン 18:15試合開始
10/30(日) 千葉マリン 18:15試合開始

岡田×バレンタイン監督対決

共に現在のチームを率いて2年目(バレンタインの95年を除く)の阪神・岡田監督とロッテ・バレンタイン監督。1年目の去年は、ともにリーグ4位だったが、監督のカラーがチームに浸透した2年目に真価を発揮した。

だが、その戦略は対照的である。打線のオーダーが特徴的だが、岡田監督は伝統的な打順固定派であるのに対し、バレンタイン監督は日がわりオーダーを組む。ロッテはレギュラークラスの野手が12~3名いるのに対して、阪神はほぼ不動のオーダーである。予告先発はロッテにやや有利に働くように見えるが、岡田監督の正々堂々ぶりもチームの士気を高めるか。

JFK×YFK、リリーフ対決

すっかり有名になった阪神のJFK(ウィリアムス、藤川、久保田)と、ロッテの勝利の方程式、YFK(藪田、藤田、小林雅)を比較すると、安定度でJFKに軍配が上がるだろう。

ロッテのYFKは、プレーオフ第3戦で小林雅が自滅したのも記憶に新しいが、藤田の調子もやや落ち気味である。プレーオフ第2ステージで2勝を挙げたが、登板3試合の1回1/3で被安打4を打たれており、また第3戦で左打者の川崎にサヨナラ打を浴びている。終盤1点を争う展開になると、ロッテYFKの方にやや不安がある。

先発投手対決

先発投手を比較すると、2ケタ勝利投手6人を擁するロッテがやや有利か。初戦先発はロッテ・清水と阪神・井川。清水はシーズン終盤調子を落としたものの、プレーオフ第2ステージ第2戦で7回2失点勝利と復活。対する井川は9月以降、5試合登板で2勝3敗、30イニングで15自責点と安定していない。

ロッテの先発投手陣は、プレーオフ中も非常に安定しており、ゲームを壊すことはなかった。一方、試合の空いている阪神だが、JFKを含むリリーフ陣が充実しているため、先発が最低5回を投げきればよいだろう。パ・リーグのプレーオフ同様、締まった試合が続くものと思われる。

盗塁王対決

ロッテ・西岡と阪神・赤星の両リーグ盗塁王対決も注目だ。シーズン41盗塁の西岡は、プレーオフ27打席のうち11出塁し、5盗塁を成功させている。一方、阪神の赤星はシーズン60盗塁、打率は.316で出塁率は.396。

パ・リーグプレーオフの全試合が5点以内だったように、両チームの大崩れしない投手陣を考えると、リードオフマンの出塁や走塁が重要になってくる。両者ともシーズン前半に高打率を残し、後半は故障などもありやや落ち込んだが、シリーズの舞台で真価を発揮できるか。

マリンガン打線×阪神脅威の中軸

ロッテ「マリンガン打線」の特徴は、ホームランは少ないものの「つなぐ野球」が浸透しており、ワンチャンスをものにする試合運びができている。また相手先発投手の球数を投げさせるのもうまく、プレーオフでも杉内らの強力な先発を終盤疲れが見えたあたりに捉える試合が多かった。

一方、阪神は金本と今岡の100打点コンビが強力だ。特に金本は打率.327、ホームラン40本、打点125の上に四死球101と穴がなく、今シーズンは常に集中力が発揮できている。総じて打線は淡泊なときは淡泊だが、チャンス時には大量点が望めそうな雰囲気がある。

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