若手選手の活躍が少ないイタリア

すべてお金だけの問題とも言い難く、もともとイタリアには言葉の問題もあり、イングランド人やスペイン人は多くなかったものの、外国のトップ選手があまりイタリアのセリエAに来なくなった一因もあるだろう。

セリエAでプレーする外国人選手を見ると、ベッカムやロナウジーニョ、フィーゴといった2002年、2006年のW杯に出場した選手が名を連ねているものの、現在のところトップレベルで活躍しているとは言い難い。

また、イタリアは他の国と比べて若い選手が育ってきていないことも悩みの種となっている。インテルのDFサントンやFWバロテッリ、ユヴェントスのFW/MFジョビンコなどを見ると若手の成長を感じられるが、それでもA代表に招集されるエースまでに成長していない。

セリエAの復権は選手の育成にアリ

そうは言っても欧州の各リーグの実力差は大きくあるわけでもなく、イタリアが凋落の一途をたどっているわけではない。ただセリエAは八百長事件以降、インテルの独走が続き、力が拮抗しなくなってセリエA全体のレベルを下げってしまったことが、今回イタリア勢がすべてCLで敗退してしまった一番の要因なのではないだろうか。

1992年にCLが始まって以来、ミランやユヴェントスのどちらかが毎年のようにファイナリストとなり、2006年のW杯はイタリアが4度目の優勝を果たしたように、イタリア勢の潜在能力は高い。各チームが地道に若手選手を育成し、セリエAのレベルを上げることがイタリア勢復活の近道となろう。