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インテルとミラン、1月の補強が鍵を握る!(2ページ目)

ミランはクラブW杯は優勝したものの、リーグでは12位。CL決勝T1回戦の相手も好調のアーセナルだけに、補強は必至だ。一方、リーグ戦は順調のインテルも、ビッグイヤー獲得のためには戦力アップは至上命題か。

執筆者:斉藤 健仁

来季のCL出場権ピンチでも腰が重い?ミラン

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クラブW杯優勝は果たしたが、スクデットはおろかCL圏内も危うくなってきたミラン
一方のACミラン。早々に来日し備えた甲斐があってか、見事にボカ・フニオルスに雪辱しクラブW杯のタイトルを獲得した。

だが、帰国後のコッパ・イタリアでは主力を温存したとはいえカターニアに敗戦。ダービーでもインテルに逆転負けを喫した。1月はクラブW杯や暴動による延期分3試合もこなす必要があるため、リーグ12位と低迷するミランは正念場を迎える。

以前から言われているDF陣の強化がすすんでいない。さらにFWもジラルディーノが不調、ロナウドもなかなか復帰できず、実質34歳のインザーギに依存するしかない状況にも疑問符が付けられている。

チェルシーに所属するミランのかつてのエース、シェフチェンコの復帰や、やはりチェルシーのFWドログバの1月加入の噂も浮上している。

だが、やはりリーグとCL両方で戦える選手として、CLに出場していないパレルモのブラジル人FWアマウリの名も上がってはいるが、本人は移籍の意志を否定している。

また、ミランはヂダに代わるGKも探しているという。インテル戦で致命的なミスを犯したと糾弾されているヂダは、2002-03シーズンのユヴェントスとのCL決勝・PK戦で見せたような信頼感はすでにクラブでは失われているよう。今季限りでの退団はほぼ確実だろう。

来季の獲得候補としてセルティックのポーランド代表ボルチなどの名前も出ているが、控えGKのカラッチなどここ最近GK補強も上手くいっていないだけに慎重のようだ。

名実ともにチームの顔となったカカを中心にブラジル色が強くなってきているミラン。来季はまた一人ブラジルのスターが来ることも濃厚だ。

ライカールト監督との不和や若手選手の台頭でバルセロナを出ると言われているMFロナウジーニョ。その移籍先はレアル・マドリーともチェルシーとも言われているが、現時点でやはり有力なのはミランだという。

その一方でかつてのブラジルのエース、ロナウドはこのまま放出の可能性が高くなってきたが……。

だが、このミランの移籍話はいずれも来季のものがほとんど。たとえシェフチェンコやドログバが1月にやってきたとしても一度CLに登録されているため、CLの決勝トーナメントには出場できない。

ピンチ続きに見えるミランだが、やはり今季もクラブW杯を優勝した勢いでこのまま乗り切ってしまうのだろうか……。



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