脱「ギャラクティコ(銀河系軍団)」なるか、レアル・マドリー
昨シーズンはロナウド、ベッカムとスター選手を次々と放出し、シーズン終了後はカペッロ監督をも解任した、リーガ王者のレアル・マドリー。リーグ開幕直前に予定通り(?)大きく動いてきた。バルセロナからスペイン代表FWのサビオラを獲得し、チェルシーからオランダ代表のFWロッベン、マンチェスター・ユナイテッドからアルゼンチン代表のエインセ、さらにはドルトムントからドイツ代表DFメッツェルダーの入団を発表。
そしてカペッロ監督が連れてきた選手のうち、DFカンナバーロは残留したが、FWカッサーノ(サンプドリアへレンタル)、エメルソン(ミラン)とそろってセリエAに復帰。また、ブラジル代表DFシシーニョもローマへ移籍した。
しかし、レアル・マドリーの本命はあくまでもカカといわれている。昨季は久しぶりにリーグタイトルを奪還したが、チャンピオンズ・リーグを制するために、ビッグサプライズはまだあるかもしれない……。
戦力十分のバルセロナ
アンリとロナウジーニョのコンビはいつまで見られる?!(写真:斉藤健仁) |
だが、開幕戦はアウェーながら格下のラシン・サンタンデールにスコアレスドロー。また、日本との親善試合にも出場したエトーがガンペール杯で右腿を負傷し2ヶ月の重傷。しかもロナウジーニョやデコのミランやインテルへの移籍話も常に取りざたされるなど、不協和音の噂も絶えず、順風満帆とはいえないようだ。