今シーズンここまでのマルセイユの状況は?
UEFAカップで準優勝した昨季、国内リーグ戦は7位終了。そして昨夏に開幕した2004/05シーズンは、ジョゼ・アニゴ監督が引き続き指揮を取ることに。その国内リーグ戦は開幕2連勝に、引き分けを挟んで2連敗と少々波乱含みのスタート。ただしその後は成績も順位も安定してきたか…に見えました。そのマルセイユとアニゴ監督の運命を大きく変えたのが11月7日の第13節、アウェーでのパリ・サンジェルマン戦。マルセイユにとってパリは最大の宿敵。そのパリにアウェーながら、2対1で敗退してしまいます。
・この時の様子はスポーツナビから
そのわずか3日後の11月10日。フランスリーグ杯ベスト16を決定する試合を、マルセイユはホームで迎えました。一発ノックアウト方式ゆえ、落とすことの出来ない大切な試合。そして対戦相手は…なんと再びパリ。結果は2対3で敗北。3日前に味わった悔しさ以上の屈辱を、マルセイユは味わいます。
宿敵との2連敗に首脳陣撤退せよ、という声が高まります。サポーターが試合観戦集団ボイコットを行うなど、雰囲気は一触即発。
・サポーター不満の様子はスポーツナビ
そして11月20日第15節、アウェーでのアジャクシオ戦。アウェー戦とは言え、当時19位の弱小クラブ相手に、負けは許されません。しかしここでもマルセイユは0対2と完敗。…責任を感じて、いや、サポーターたちの恐ろしい糾弾に耐え切れなくなったのでしょうか、アニゴ監督はここで自ら辞任を発表しました。
数日後、元日本代表監督のフィリップ・トルシエ氏がマルセイユ監督として就任しました。左サイドバックのリザラズの不起用問題・退団などで揺れましたが、トルシエ氏就任後は5勝2敗1分とまずまずの成績。順位も5位(1月28日、第23節終了現在)をキープしています。1位のリヨンとは勝点10差。
・Football365:マルセイユの現順位はこちら(フランス語)。今シーズンの試合成績も同HPから。
*フランス語で「節」は「Journee」。順位表のアルファベットはPts=勝点、J=終了ゲーム数、G=勝、N=分、P=負、P.=得点、C.=失点、Dif=得失点差。
*日付は日/月/年の順に記載されます。つまり07/08/2004となっている場合は、2004年8月7日の意。
.