■この記事はユーロ2000を現地取材したAll About日本代表・Jリーグガイドの小野寺俊明氏に執筆していただきました。




1960年に第1回大会が行われた欧州選手権。2000年は史上初のオランダ・ベルギーでの共同開催だった。劇的な勝利でフランスが84年以来2度目の優勝。また、フーリガンも大暴れし、2002年ワールドカップの開催国、日本と韓国に不安をもたらした。



【グループA】

1位 ポルトガル 3勝0敗
2位 ルーマニア 1勝1敗1分
3位 イングランド 1勝2敗
4位 ドイツ 0勝2敗1分

ドイツ
1-1 ルーマニア
ポルトガル
3-2 イングランド
ルーマニア
0-1 ポルトガル
イングランド
1-0 ドイツ
イングランド
2-3 ルーマニア
ポルトガル
3-0 ドイツ


今となっては考えられないが、イングランドとドイツの2強が揃って予選敗退となった。この時期、イングランドとドイツは最悪の時期だった。イングランドは第1戦でポルトガルに2-0とリードしながら、逆転負けを喫する。ドイツは、得点1・失点5と惨敗。特にポルトガルには3-0と完敗。1勝も出来ず敗れ去り、マテウスもこのEUROを最後に代表を引退した。ルーマニアは最終戦で、イングランドに逆転勝ちし、2位へ滑りこんだ。イングランドの敗退でほっとしたのは、フーリガンに苦しむベルギー警察だっただろう。


【グループB】


1位 イタリア 3勝0敗
2位 トルコ 1勝1敗1分
3位 ベルギー 1勝2敗
4位 スウェーデン 0勝2敗1分


ベルギー
2-1 スウェーデン
トルコ
1-2 イタリア
イタリア
2-0 ベルギー
スウェーデン
0-0 トルコ
トルコ
2-0 ベルギー
イタリア
2-1 スウェーデン


共同開催国ベルギーが1次リーグで敗退という失態を演じた。最終のトルコ戦、勝つか引き分けるかで、決勝トーナメント進出だったが、トルコに完敗。この後、ベルギーでの決勝トーナメントは盛り上がりを欠いてしまう。一方のイタリアは、3戦全勝で余裕の1位通過。トルコは初の決勝トーナメント進出で、この後のワールドカップや欧州の舞台での活躍を予感させた。スウェーデンはなすすべなく、1次リーグ敗退した。余談だが、このグループは全て2002年のワールドカップで来日し、うち2つが日本と対戦している。

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