トラが動いているタイミングをつかんで撮る
トラは一度動き出すと、広範囲に動き回ります。歩く速度も遅くはないので、動き回っているときに撮る場合は、コツをつかむのが大事。なんとなく動いているトラに向けてレンズを向けるのではなく、トラの動きを観察してから撮るのがおすすめです。トラの動きもしばらく見ていると一定のパターンがあることがわかります。同じところを何度も行き来したり、何回かに一回は違う行動したりすることが見えてきます。このパターンである程度動きの予測がつき、シャッターチャンスがわかります。
動いているときを撮るのが難しいという場合は、一瞬動きが止まった時にシャッターを押すようにします。レンズでトラの動きを追い、動きが止まったところでシャッターを切ります。これを繰り返すと撮影するタイミングがつかめてきます。
トラとの距離によって、ズームレンズで引きと寄りを上手に使い分けることもポイント。近くにいてアップで撮りたいなら望遠で、全身を入れるならワイド側で撮るなど、撮りたい写真に合わせてズームレンズを使いこなします。
動いている動物を撮るときは、最初は難しいかもしれませんが焦らず、何回もチャレンジしてみてください。
横向きに歩いているところは撮りやすいシーン。まずは横向きから狙ってみるのもいいかもしれません |
一瞬見せる"野生の表情"も見逃さずに。周りの環境も上手に写真に盛り込むのがポイント |
一瞬動きが止まったところはシャッターチャンス。ベロをペロッと出すとトラも可愛く見えます |
縦位置でアップ目で狙ってみてもいいでしょう。ピント合わせに気を付けて撮ります |
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