人物の表情を照らすように向けて
モデルに対してシートをかざします。このときの角度によって反射の度合いが変わるので一番反射がきれいに写るように調整していきます |
まずレフ板の効果について簡単に説明しておきましょう。レフ板は、光を反射させ、被写体の影になっている部分を照らして影を軽減するために用います。
人物のポートレートや商品撮影など主にスタジオ撮影などで用いられることが多い技法です。今回の場合は、人物の表情をレフ板で照らしてより明るくして撮影するために使います。
レフ板の詳しい説明については、100円で作るレフ板で10倍引立つ写真にも参考にしてください。
このレフ板を用いた撮影には、撮影者のほかにレフ板を持ってくれるアシスタント役の方が必要です。
ポートレートの撮影位置が決まったら、モデルさんの表情に向けアシスタント役の方に日差し避けシートを掲げてもらいます。
シートの向ける角度や太陽など光源とモデルの位置によっても反射の度合いが変わってくるので、どの位置からが最も効果があるか確かめながら設定していきます。
確認するときは、必ず撮影するレンズ位置から見ることが大事です。他の位置からきれいに反射しても撮影する場所から見ると違って見えてしまいます。
きれいに反射することを確かめたら撮影していきます。
では、レフ板を用いるとどれくらいの効果があるのでしょうか。
次のページで、この日差し避けシートを用いて撮影したレフ板効果の違いをご覧いただけます!