今回は、夕日と人物を撮るときのポイントをご案内しましょう。
「夕日と彼女」とタイトルにありますが、彼女の部分が「彼氏」でもいいですし、「おかん」や「おとん」でも結構です。夕日と大事な方をきれいに撮ってみましょう。
人物が暗くなってしまう理由
夕日の前に人物を立たせて撮った写真。人物が暗く影になってしまいました。このような写真が撮れた経験がある方も多いのでは? |
夕日をバックに人物を撮ったときに夕日はきれいに写っているのだけど、人物が暗く影になってしまった。そんな写り方を液晶画面で見てガックシした、という経験がある方は多いかもしれません。
なぜこのような結果になってしまうのでしょうか。
オート露出で撮影した場合、夕日の光の状態をきれいに撮るようにカメラのオート露出計が算出します。夕日の光がレンズに差し込んできて、「ここは強い光の場面だな」とカメラが察知して全体を暗めに写るように自動的に整えてくれます。お陰で夕日はなんとか写るのですが、人物は暗くシルエットになってしまう、というのが理由です。
強い味方は、フラッシュ
夕日と人物をきれいに撮るときに、使うのがフラッシュです。コンパクトカメラや一眼レフカメラにも内蔵型フラッシュが搭載されているものがあります。外付けのフラッシュだと光量を自由に設定できます。どれを使っても撮影できます。フラッシュの光量の調整はビギナーの方には難しいかもしれません。しかし、フラッシュの光がどれくらいの距離を飛ぶものかは知っておくと撮影に役立ちます。『フラッシュの光はどこまで届くの?』の記事にそれらのことをまとめてあります。併せてお読みいただければと思います。
次のページでは、フラッシュを使っての撮影方法を公開しましょう!