構図で写真は決まります
左下のピントの合っているバラを中心に、クルリと曲線を描くようにラインを考えて構図を作ってみました。構図には、撮り手の意図が反映されます。現場でのひらめきがヒントです。 |
バラがたくさん咲いていると、どこを撮ったらいいのかにも悩んでしまいますね。バラ園全体を撮るのであればあまり難しくはないのですが、何本かを選んで撮るときには、構図を考えて撮らないとまとまりません。
構図にもいろいろ考え方があるのですが、ガイド瀬川がおススメしているのが、写真の中に柱となる骨格を作るという方法。『構図も上手くなる、写真で脳トレ! 』で紹介してますので、こちらも併せてご参考に。
大きなバラの花3つを中心に構図を取ってみた例です。三角形のラインを描く基本的な構図の作り方になっています。最初は簡単なものから始めてみましょう。 |
柱になる部分を作ることで、写真の軸がしっかりしてきます。軸がある写真は見ていてもリズム感のようなものが感じられるようになります。
花びらにクローズアップしてみる
花びらの部分にクローズアップして撮影。花びらの形や色に意識をしてみると見え方が変わってくる。
どうしてもひとつのバラの花全体を意識してフレームを作りがちですが、少し大胆にクローズアップしてみるとこれまでと違った写真が撮れます。
バラの花びらの色や形、重なり具合などに意識しながら観察してみると思わぬ絵柄に気が付くかもしれません。花びらの形を構図の中に取り組んでみるといい絵柄が作りやすいかもしれません。
アングルはひとつではありません
バラの花の下からレンズを向けてみました。正面から撮るだけが方法ではありません。いろんなところからバラを覗いてみてください。 |
バラを撮るときのアングルもひとつだけではありません。基本は、花を正面から撮ることになりますが、後ろや下から撮ったっていいのです。
いろんな角度からレンズを向けてみましょう。意外な角度からいいアングルを見つけることができるものです。常識にとらわれずにトライしてみるところにヒントがあります。
色によってイメージがガラリと変わります
やはりバラといえば、赤でしょうか。バラには、いろんな色のものがあります。どの色を選んで撮るかで、写真のイメージが変わります。 |
バラを撮る醍醐味のひとつはその様々な色。バラ園に行けばいろんな色のバラが見られることでしょう。どの色のバラを選ぶかでもイメージは大きく変わってきます。
バラの定番といえぱ、「真っ赤なバラ」でしょうか。情熱の色としての赤いバラを撮るもよし、鮮やかな黄色やピンクを撮るもよし、です。
ご自分の撮りたいイメージでバラの種類やカラーも選んでみましょう。