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**花菖蒲(ショウブ)の花言葉は「優しい心」!**
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**日本産の園芸植物「花菖蒲」**
花菖蒲の原産地は日本。別名にもジャパニーズ・アイリスとついています。このアイリスはギリシャ語で「虹」という意味だそうです。虹の女神イリスから来ているといわれ、花菖蒲の優美な姿が虹のような美しさにたとえられたのでしょうか。
ところで、花菖蒲の始まりは江戸時代からだといわれており、野山に自生するノハナショウブを元に改良発達してきた日本産の園芸植物だそうです。品種も改良が行なわれてきた地名を取って江戸系、伊勢系、肥後系などに分けられており、江戸系は花びらが横に広がって花開く品種が園場での鑑賞タイプとして多く、伊勢系や肥後系は鉢植えの一株タイプが多いのだそうです。現在ではおよそ2000種目が存在するということです。
さて、菖蒲と花菖蒲は同じ植物だと思っている方も多いと思いますが、まったく別な種類なのをご存知ですか?花菖蒲はアヤメ科で、優美な大輪の花を開かせますが、香りがありません。対する菖蒲はサトイモ科で、花は茶色い地味な花を咲かせます。ですが、菖蒲の葉には強い香気があり、この香りが不浄を払い邪気を遠ざけてくれるといわれています。また、菖蒲根や葉をお風呂に入れることで、精油成分が溶け出し血行をよくするので、神経痛や肩凝りにも効果があるといわれています。
これから長いゴールデンウィークが始まりますが、5月5日の端午の節句にはゆっくりと菖蒲湯に浸かってリラックスしてみてはいかがですか?