フラワーアレンジに役立つ!花の大事典シリーズVol.23です。今回は、クリスマスに欠かせないグリーン「ヒイラギ」です。トゲトゲが印象的で忘れられない不思議な葉っぱです。 |
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**ヒイラギの花言葉は「歓迎」!**
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学名 | Osmanthus heterophyllus | 分類 | モクセイ科 モクセイ属 | 原産地 | 日本、台湾 | 別名 | 柊/オニメツキ/オニノメツキ | 開花時期 | 10~12月 | 花言葉 | 先見、用心、歓迎、機智、先見の明 |
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**トゲトゲが印象的な葉っぱ「ヒイラギ」**
ヒイラギは漢字で書くと「柊」と書き、冬の木だとわかりますね。特徴は何と言ってもあのギザギザの葉っぱ。鋭い棘のような葉は、少しあたっただけでも痛いと飛び上がるほどです。このひりひりと痛むことを「ひいらぐ」と言い、この意味から「ヒイラギ」の名前がついたということです。そのギザギザも若い時だけで、だんだんとトゲがなくなるそうですが、大きく育つための知恵なのでしょうか。年をとって丸くなるなんて、なんとなく人の生き方にもにているような気がしますね。そんな親密感の持てるヒイラギですが、とても香りの良い白い小花を咲かせます。
さて、クリスマスといえば「ヒイラギ」の絵が描かれたクリスマスカードやオーナメント類を良く目にすることがありますね。ギザギザの対生の葉に赤い実がついています。ですが、これは正規の「ヒイラギ」の姿ではないのをご存知ですか?ヒイラギは合弁科類で葉は対生、でも実は黒紫色です。では赤い実は何なの?っということになりますよね。実はこの赤い実は、「セヨウヒイラギ」の実なのです。通称「クリスマスホーリー」といわれているもので、葉は互生ということです。この二つの特徴をあわせたものがクリスマスのヒイラギとして表現されていることが面白いと思いました。やっぱりクリスマスカラーは「赤」×「緑」が定番カラーだからでしょうか。
今年は大きなツリーではなく、ヒイラギの苗木に赤い実のオーナメントを飾ったミニツリーはいかがですか?プレゼントされても喜ばれそうですよ。
**ヒイラギ参考サイト**
柊(ヒイラギ) [from 季節の花 300-]
ヒイラギ [from 神戸・六甲山系の森林-]
ヒイラギ [from大阪百樹-]
ヒイラギ [from植物生態研究室(波田研)のホームページ-]
花木 庭木の苗:ヒイラギ ホーリー [from株式会社アーキネット-]
ヒイラギ(柊) [from Flower&Green GARDEN さかもと-]